組み分けの儀式 ページ14
中から、緑色のローブを着た厳格そうな魔女が出てきた。
「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです。」
「ご苦労さま、ハグリッド。ここからは私が預かりましょう。」
そう言ってマクゴナガル先生は1年生達を誘導し、ホールを横切って大広間脇の小さな部屋に待機させた。
「大広間の席に着く前に、組み分けの儀式をしなければなりません……」
グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリン。
4つの寮の説明をした後、マクゴナガル先生は部屋から出ていった。
すると1年生達はそわそわと組み分けについて話し始め、いっそう不安げな顔色になった。
組み分けの儀式はどうやって行うのか、自分はどの寮に入るのか……。
ハーマイオニーなんかは、今まで暗記した呪文をブツブツと呟いていた。
「おや？君たち、ここで何をしているんだい？」
ぼーっとしていた私は、頭上から突然声をかけられビクッとした。
はっと上を見ると、20人くらいの透き通ったシルク色のゴースト達が通り過ぎるところだった。
私ははじめてゴーストと話が出来ることが嬉しくて、つい声を上げた。
「こんばんは、ゴーストの皆さん。組み分けの儀式を待っているところですわ」
「おお、新入生か。ハッフルパフで会えると良いな、わしはそこの卒業生じゃからの」
「私はグリフィンドールの寮付きゴーストですからね。グリフィンドールで待っています」
ゴーストたちは口々に言ってから、かべをすり抜けて出て行った。
入れ替わるように、マクゴナガル先生が戻ってくる。
「さぁ、行きますよ。組み分けの儀式がまもなく始まります。
さぁ、1列になって。ついてきてください。」
いよいよ、組み分けの儀式が始まるのだ。
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アキラ(プロフ) - 凜香さん» コメントありがとうございます。更新がなかなか遅くてすみません。あんまりデレが強めのスネイプ先生が苦手なのでうちのスネイプ先生は遅咲きかもしれません、ごめんなさい… (2020年1月15日 23時) (
レス) id: bba48d4b5f (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - オモシロイでーす！ちなみに私の押しはスネイプ先生ですね。 (2020年1月15日 0時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキラ | 作成日時：2018年12月17日 15時
