【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の(元最年長)無柱はヒーロー嫌い。弐

陸拾弐(//) ページ16

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善｢レクリエーション頑張ろ〜結樹さ〜ん。俺も頑張るよ〜♡｣

結｢はいはい｣

満面の笑みで抱き着いて来る善逸、を見る生徒達。と大人気なく観戦席から、強い嫉妬の目を向ける鬼殺隊。客席からは十二鬼月達だろう。
善逸、体育祭終わったらお前も終わるかも…。

累｢…ッチ、あいつ。お兄ちゃんに抱き着いて………羨ましい(ぶっ○す)｣

魘｢それは賛成(笑)｣


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玉転がし、リレー、借り物競争、諸々。借り物競争ではお題が『蝶』だったので、席の方からしのぶを呼び姫抱きしてゴールまで走った。その時の黄色い悲鳴と雄叫びと言ったらもう、高低共に煩い煩い。
しのぶは額に青筋を浮かべていた。

マ『蝶じゃなくって、蝶みたいな人だなおい！』

そんでもって、レクリエーションは終わり。
ついにやってきた。

マ『色々やってきましたが!!結局これだぜガチンコ勝負!!』

僕は鬼殺隊の席へ戻る。

天｢やっと来たな、結！俺の隣に座れ！｣

実｢金髪とのハグはどうだったかァ？俺の傍に寄ってください…｣

杏｢よもや！俺の傍に来い！｣

む｢兄さん、俺の腕空いてるよ｣ニヤニヤ

義｢(俺の膝に)座って(その柔らかさを堪能させて)ください｣

錆｢お、おい義勇…///｣

小｢甘露寺も横にいますよ｣

うん。流石は後輩達だね。前に天元の隣に座った時は強く抱き締められたし、実弥はご自慢の胸筋に寄せて来るし、義勇は何かやばそうな気がするしいいや。
小芭内は蜜璃がいるから、別に良いんじゃないか？
と言うわけで…、

結｢…隣失礼するぞ。行冥｣ニコッ

行｢はいすごく(嬉しい)｣

全｢｢｢｢｢……｣｣｣｣｣

僕は知らん、何も知らんし見えてないぞ。


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最初は緑谷と心操の対決。心操の挑発に乗った緑谷が、彼の個性によって動きを止めてしまう。
洗脳タイプか。

天｢おお！地味だが、妙に派手だな！！｣

地味なのか派手なのか。ああいうのは物理的な攻撃の効かぬ鬼に効くのだろうな。でもそれは見方を変えれば、悪い個性だと思われがちだろう。
そんな経験がありそうな目をしている。緑谷は個性に掛けられたまま、場外の方まで歩いて行く。
ほぉ、操ることも可能なのか。結構役立つ道がありそうだな。そうしていると一瞬だけ、心操と目が合う。小さく笑んだのが見えたと思えば、すぐ真顔に戻っていた。直後、ピリッと静電気のような感覚。緑谷を見ると、指に淡い光を帯びている。
衝撃音が鳴り、洗脳が解かれ彼の指は腫れていた。

結｢な…？｣

一体、何が起きたんだ？

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