肆拾玖(//) ページ3
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ミ「さーてそれじゃあ、早速第一種目行きましょう」
茶「雄英って何でも早速だね」
ドラム音と共に、目の前の映像画面に種目名が映し出される。第一の種目は障害物競走だ。
む「兄さん、一つ賭けてみる?」
結「何をだ?」
む「先に一番に着いた方が勝ち。負けた方には一回だけ言うことを聞いてもらう」
結「…乗った」
どの道僕が一位、そのまま優勝してやる。
後方にあった大きな入口が、音を立てて開き出す。生徒は皆、自分のスタートラインで合図を待つ。
輝『…思う存分、やっちゃっていいよ』
分かってるよ、耀哉。ルール以内で、
『スタート!!!!!』
好きにやらせていただきます!!!
合図と共に生徒は一斉に入口の方へ走り出す。ゲートが狭いだの何だの言っているけれど、とても有利だ。人混みから抜け、双方の壁を跳躍し前に出る。
前の方では轟焦凍が地面に氷結を張り巡らせ、他のクラスの足止めをしていた。
結「ひゅう、やるなぁ」
む「俺も褒めて…」
気付くと人混みに飲まれていたはずの無一郎が、背後に立っていた。すごい…。
轟の後を追う形で、僕らは走り出す。無一郎は後ろを向いてベロを出して唾を飛ばしてるけど。
やめなさいみっともない。
「さっきあの子何したの!?」
「一番後ろにいたのに!!」
口じゃなくて体動かせよ馬鹿。
A組の面々はそれぞれの個性を使い、何とか追って来ているようだ。峰田があのぽよぽよしたボールを足場にして、僕らに近付いて来た。
み「轟のウラのウラをかいてやったぜ、ざまあねえってんだ!」
このまま如月にくっついてやるゥ!!とか何とか言ってたが、正直色々と構いたくない。無一郎が刀に手を付けようとした矢先、峰田はロボット見たいな奴に弾き飛ばされた。
よう飛びますなぁ。
「入試の仮想敵!!?」
マ『さぁいきなり障害物だ!!まず手始め…、ロボ・インフェルノ!!』
中型の後方から、さらに大きなロボットが現れた。入試のってことは、ヒーロー科はこいつらと戦ったのかな。
機械系苦手なんだよね、すぐ壊れる。←超機械音痴。
「入試ん時の0P敵じゃねえか!!!」
「多すぎて通れねえ!!」
何言ってんだか、こんなのが多すぎ?少ないの間違いじゃないのか。
焦「…とクソ親父が見てるんだから」
轟は何かを呟くと片手の氷結の個性で敵の一体を凍らせた。わあ、すご…いのか?
彼はそのあと凍らせた敵の足元の隙間から走り去って行く。ふと、危険を感知し、数メートル後ろへ跳んで退いた。
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Graecia devil sa-thin(プロフ) - 脅威のセラフさん» コメントありがとうございます!まもなくリアルでの物事整理と脳内の今後の続編創作整理が出来ます。ので、もうしばらくお待ちください (2020年7月19日 19時) (レス) id: 890b359372 (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ - これは神作品過ぎて涙出る(T▽T)やばばい、やばばい ウェイウェイウェイウェイ (2020年7月19日 19時) (レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
(携帯版)さんいちが - IDが違うのは3DSと携帯で使い分けているからです。 (2020年5月20日 18時) (レス) id: b38c4dada1 (このIDを非表示/違反報告)
(携帯版)さんいちが - Graecia devil sardineさん» 返信遅れてすいません。カノンロックは簡単に言うと難しい曲です(え?) (2020年5月20日 18時) (レス) id: b38c4dada1 (このIDを非表示/違反報告)
Graecia devil sardine(プロフ) - 柿の子さん» コメントありがとうございます!ところでですが、カノンロックとは一体どのようなものでしょうか。教えて頂ければ幸いです。 (2020年4月21日 2時) (レス) id: 890b359372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Graecia devil sa-thin | 作成日時:2019年11月3日 23時