【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の(元最年長)無柱はヒーロー嫌い。

弐拾捌(//) ページ31

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結｢(ヒーローが憎いって事は共感出来るけれど、何処か引っ掛かるんだよな。あの主犯格、きっと何か裏がある)｣

耀哉様が口元に指を立てる。

耀｢…皆、思い思いに言いたい事があるけれど、時間だね。あちらはやっと来たかな｣

隠｢失礼します。雄英高校よりプロヒーロー数名、ただいま連れて参りました｣

耀｢…入りなさい｣

隠によって開けられる襖の先の者達へ、柱は凄まじい怒気と殺気向けた。そりゃあもう、少しでも変な事をすれば首撥ねちゃうぞっ☆てくらいに。
僕はただ目を細め、ヒーロー(嫌いな奴ら)を見つめた。

耀｢わざわざ此処まで足を運んでくれた事、感謝しよう｣

結｢(心から感謝しろヒーロー、普段無関係なお前らが本部の敷地を跨げた事。ありがたく思え)｣

連れてこられたのは、オールマイトと雄英高校校長の根津。その他にスナイプ、ミッドナイト、ブラドキング、プレゼントマイク、セメントス、エクトプラズム、ハウンドドッグの七人。
私的にオールマイト一人で充分だったけど、あのネズミが連れて来たらしい。何ともまあ余計な事を。

根｢じゃあ、始めようか！｣

しかも何勝手に始めるんだよ！お前が仕切ってんじゃねーよ！！全身丸坊主にすっぞコラァ！！！←

耀｢じゃあ、遠慮なく…｣

兄さんの目付きが変わる。心底随分とお怒りだ。でも何て凛々しい顔をしてるんだろう。

耀｢…オールマイト、何故結樹を攻撃した？｣

オ｢それは……、私は彼女をヴィランかと…｣

天｢…おいおい、地味な言い訳から入るのはよせ。結樹様は服装は異なれど、俺達同様の鬼殺隊の柱なんだぜ？｣

オ｢彼女は、主犯格と何かを話していたそうだ。おまけに、黒い霧から出されたヴィランに、抵抗もしなかった。それはまるで分かっていたかの様に、されるがままだった…｣

……ふ〜ん。簡潔にまとめるとヒーローは、僕らにどんな敵もやられたらやり返せってか…。ほぉ…？

錆｢…言わせてもらうが平和の象徴、その敵というのは黒髪の目付きの鋭い少年か？…もしそうならば、お前はとんだ愚か者だな｣

小｢結樹様が何も考えずに、ただただやられていたと思っているのか？｣

杏｢…彼は、その少年は不死川玄弥。風柱、不死川実弥の弟だ！｣

杏寿郎の言葉と実弥を見てヒーロー達はザワつく。
まぁそうなるわな。

実｢俺の弟は特殊なんだ。それを敵は利用しようと、5年前に玄弥は誘拐されたァ…｣

結｢！(何！？誘拐！？誘拐あのメンチ切ってる強い玄弥くんが！？)｣←

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