「二人とも気が合いそうだね」 ページ33
「Aちゃん!」
任務から帰って早々食堂に向かった私は、ようやくご飯らしいご飯にありついた。
ジェリーさんの作るご飯は本当に美味しい。作ってるのは多分ジェリーさんだけじゃないけど、でもおいしい。
そんな私にいきなり話しかけてきたのは、黒髪の天使でした。
「リナリーちゃん!」
嬉しそうに笑みを綻ばせリナリーちゃんに声をかけると、天使の微笑みで答えてくれた。
そんなリナリーちゃんの傍には、パーマのかった黒髪ウェーブの女性がおどおどと立っている。
あれ、なんだかシンパシー…
私よりかは幾分年上そうで、団服を着ててもわかるほどスタイルが綺麗で、目の隈がすごい…
ちゃんと寝てるのかな…。
「まだ会ってなかったでしょ?こっちはミランダ。同じエクソシストだよ」
「よ、よろしくね…」
「あ、え、えっと…」
再び人見知りがこみ上げて、思わずどもってしまう。
そのまま手を差しだし、握手を求めながら自己紹介をする。
「あ、新しくエクソシストになった、A・ルーチェです!え、っと、まだまだ未熟者で足を引っ張ると思いますが、な、何卒よろしくお願いします!」
「あ、こ、こちらこそ!私なんかダメダメで…私はミランダ・ロットーで…えっと、」
「二人とも気が合いそうだね」
にこにこ、とリナリーちゃんは資料を両手で抱えながら、私たちを見守る。
いやでも、ダメダメって、明らかにしっかりそうなオーラ出てますよミランダさん!
「ほかにもまだまだAちゃんが会ってないエクソシストとかいっぱいいるから、楽しみにしててね!」
「えっ…何人くらいいるんだっけ?」
「えーっと…元帥を含めると…ごめん、ちょっと忘れちゃった…でも結構いっぱいいるのよ」
へぇ、と私は小さく呟いた。
そんなにいっぱいいるんだったら、私一人の力なんて必要ないんじゃないかな…
それとも、それでも足りないくらい、アクマは増力してるのかな…
…でもレベル2でまだもたもたしてるようじゃ…この先知れてるよなぁ…
いつも通りのネガティヴモードに突入してると、突然リナリーちゃんが小さく声をかけた。
どうやら予定が入ってたみたいだ。
ごめんね、と片手でジェスチャーをして可愛らしく首を傾げ、リナリーちゃんは走って行った。
残された私とミランダさんは、少しばかり気まずい。
ミランダさんも少し人見知りの気があるのかな…?
何か話題をふらなくちゃ…と精一杯ない頭を絞ってみる。
「み、ミランダさんのイノセンスって何ですか?」
「え、なにそれ格好いい!」→←「戦闘センスからっきし、か…」
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シャル@如月唯奈(プロフ) - わかる、アレンてかっよすぎるよね…(鼻血)(///ω///) (2019年11月17日 20時) (レス) id: 38d229791e (このIDを非表示/違反報告)
耀 - 私と生年月日とか星座一緒だ! (2019年4月8日 6時) (レス) id: c519b7d787 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@アレンがカッコ良すぎてヤバいww(プロフ) - うにゃさん» 違うの!?でもすげえ!! (2014年1月11日 16時) (レス) id: 339baa305b (このIDを非表示/違反報告)
うにゃ(プロフ) - ルリ@アレンがカッコ良すぎてヤバいwwさん» 中国語ね、タイプしてみたんだけど投稿したら、日本語には存在しない字が記号化されちゃってやべぇどうしようwwと思ってるから今、あれ微妙に中国語じゃないよ( (2014年1月11日 14時) (レス) id: ef039a1947 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@アレンがカッコ良すぎてヤバいww(プロフ) - 中国語読めねぇ…読める? (2014年1月11日 10時) (レス) id: 339baa305b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うにゃ | 作者ホームページ:
作成日時:2013年9月28日 1時