「だ か ら 言 っ た の に 」 ページ14
「確かここあたりだな、例の幽霊が出る森。」
「しょうなんでふか?」
「うん、Aってかなり食うんだな。ちょっとはしたないさ。」
「うぐっ…」
しょうがないじゃん…寄生型なんだよ!?って、イノセンスのせいにしてみる!
コーニッシュパスティ(パイと少し似てる)を両手に持ちながら、口いっぱいに頬張りながら私はラビが指さした森を見上げた。
典型的な森としか言えないほど、緑と茶色が覆い尽くしてる。
ただし、苔や岩がそこらじゅうにあり、歩けそうな道は見当たらず、あちこちで危なそうな鳴き声が聞こえる。
「…ラビ。」
「何さー?」
「私、イギリスのホテルに住んでみたいなっ」
「そんな金ねーって。」
入りたくないよぉおおお!!
明らかにギャーギャー言ってるよね。何かがギャーギャー言ってるよね。私じゃないよ。
「ラビは怖くないの?なんかギャーギャー言ってるけど!」
「俺は吸血鬼以外は平気なんさ!」
「意味分かんない!」
私の叫びでさらに羽音を響かせながら、何かの大群が飛んでった。
なんか黒かった。とても黒かった。
早速帰りたいよぅ。ラビが帰らせてくれないよぅ。
「っていうか、今さらだけどお前、敬語抜けてんさ」
「え…あ、そうなん…の?自分では気付かなかったけど…」
「それって俺を認めてくれたってことか?嬉しいさ〜」
「いや、よくわからな…ってうまいこと誘導されたぁ!!」
喋りながら歩いてたから気付かなかったけどいつの間にか森の中を歩いていた。
なんで気付かないの。
とてもごく自然に森の中をザクザク歩いてたのに。
森の中をハイキングなんてガラじゃないくせに!
そして前をははは、と警戒に笑いながら進んでいくラビ。
この恨み晴らさでおくべきか。
「…にしても思ったより不気味さぁ…」
「だ か ら 言 っ た の に 」
木々の葉っぱの間から辛うじて差し込む光を頼りに、私たちは北東南西わからないままとりあえず前と思しき場所を歩いていく。
これ、迷子になったらどうなるんだろう…
とりあえずベテランのラビに任せて、私は精一杯前を妨害する枝や、足場の悪さに転ばないようにした。
「っ、おいA気をつけろさ!この岩ぐらついてっ―」
「うぎゃぁああ!」
言うのが遅いよぉお!
岩と岩の間に出来た気味の悪い色をした沼に膝が浸かってしまい、慌てて飛び上がる。
いやぁあ足がグロテスクなことにぃ…
「もうちょっと色気のある悲鳴はあげられねーのか?」
「殴るよっ?」
私は本気だ。
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シャル@如月唯奈(プロフ) - わかる、アレンてかっよすぎるよね…(鼻血)(///ω///) (2019年11月17日 20時) (レス) id: 38d229791e (このIDを非表示/違反報告)
耀 - 私と生年月日とか星座一緒だ! (2019年4月8日 6時) (レス) id: c519b7d787 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@アレンがカッコ良すぎてヤバいww(プロフ) - うにゃさん» 違うの!?でもすげえ!! (2014年1月11日 16時) (レス) id: 339baa305b (このIDを非表示/違反報告)
うにゃ(プロフ) - ルリ@アレンがカッコ良すぎてヤバいwwさん» 中国語ね、タイプしてみたんだけど投稿したら、日本語には存在しない字が記号化されちゃってやべぇどうしようwwと思ってるから今、あれ微妙に中国語じゃないよ( (2014年1月11日 14時) (レス) id: ef039a1947 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@アレンがカッコ良すぎてヤバいww(プロフ) - 中国語読めねぇ…読める? (2014年1月11日 10時) (レス) id: 339baa305b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うにゃ | 作者ホームページ:
作成日時:2013年9月28日 1時