神田さんの馬鹿。 ページ1
あんなにうじゃじゃといるものだから、正直逆に殺しやすいって言えば殺しやすい。
レベル2がしつこく構ってこなければ、私でさえ無傷いえーいで勝利かもしれない。
レベル1の攻撃は単調で、撃つことしか知らない。
そのうえ私は寄生型のためウイルスは阻止できるし、痛みに強いから正直レベル1は敵じゃない。
問題はレベル2。
レベル2からは人が有する頭脳を持ち始め、攻撃も撃つだけじゃなくて様々な能力を持ち始める。
中には、撃つことができなくなっている個体もいる。
冷静に分析しながら私は手前にいるレベル1から片っ端に凍らせていく。
神田さんはラビと違って火の攻撃を持っていないようだから、前回と違って外側を凍らせるだけで十分。
そちらの方が私にとって好都合だ。
内面を凍らせるにはずぅっと触れていなきゃいけないけど、外面を凍らせるのは一瞬の接触で十分。
「火火火！エグゾジズドが来ダ！燃やズ！」
すぐ背後からそんな気色悪い声が聞こえて、慌てて後ろを振り向く。
そこには炎を得意とするアクマ…やばい相性悪い！
「すみませんが神田さん、こちらのレベル2を相手してもらえませんかねぇ！？」
「あぁ！？俺だって交戦中だ！！」
どうやらその炎タイプのアクマは口から火を噴くらしく、私は常に走っていないと炎を躱せない。
しかも熱いっ。もう汗出てきた本当相性悪すぎて泣けてきた。
その合間にちらりと神田さんのレベル2を見てみる。
「−100度の空間で凍らしてヤル！！」
氷タイプのアクマじゃねぇか！！
思わず心の声の口が悪くなると同時に私は叫ぶ。
「すみません神田さん、神田さんのアクマは私が請け負うんで、炎タイプのをガチでお願いします！私の武器氷なんです！炎と戦っても殺されちゃう！！」
「あぁ！？チッ、弱ぇなテメェは！！」
あ、傷ついた。
ガチで傷ついたもんねぷーん。神田さんの馬鹿。
私は炎の攻撃をよけながら神田さんに近づき、刀で氷の攻撃を受け止めていた神田さんを見る。
それと同時に、神田さんは相手の攻撃をはじき振り返ってくれた。
団服をはためかせながら、炎タイプのアクマに切りかかった。
「二幻「八花螳狼」！！」
呆気なく散った炎タイプに感嘆の声をあげながら、私は大声でお礼を言う。
私もちゃんとこいつを倒さなくちゃ。
「死死死！お前が相手死てクレんの？」
突然目の前に現れた影に、私は目を見開いた。
いつの間にか、さっき神田さんに吹き飛ばされた氷タイプが目の前にいた。
「喰らえッ！！」
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∧∧ﾈｺﾐﾐ∧∧@元うにゃ(プロフ) - ログ@エネさん» ちょっｗ興奮しすぎじゃき（ 読んでくれてありがとう！少しずつ二人の仲を近づけていきたい！…です（ (2014年5月17日 19時) (
レス) id: c31f9c6564 (このIDを非表示/違反報告)
ログ@エネ(プロフ) - おおおおお？ついに？ついに？ラビへの思いに気づくか？ (2014年5月17日 0時) (レス) id: 4873300096 (このIDを非表示/違反報告)
∧∧ﾈｺﾐﾐ∧∧@元うにゃ(プロフ) - 夏みかんさん» そんな嬉しいこと言わないでください…マジで感激で泣いちゃいますよ>< 本当にありがとうございます！いつも閲覧頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもどうかよろしくお願いします！ (2014年5月12日 17時) (レス) id: c31f9c6564 (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん - 素晴らしいです。あぁ、めっちゃ好きです！更新頑張って下さい。 (2014年5月12日 15時) (レス) id: 6748ba7e6c (このIDを非表示/違反報告)
∧∧ﾈｺﾐﾐ∧∧@元うにゃ(プロフ) - 羽さん» 楽しませることができて光栄です！更新、頑張らせていただきますね＾＾ (2014年5月3日 23時) (レス) id: c31f9c6564 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∧∧ﾈｺﾐﾐ∧∧ | 作者ホームページ：
作成日時：2014年1月12日 15時
