第…54話 ページ8
コト､と置かれた湯呑みを持ち冷ましながらゆっくりと口の中へと入れる
『はぁ､美味しい』
「それはよかった｡鬼灯殿､Aは職場ではどうじゃ?」
「Aさんには色々な仕事をしてもらっていますがどれもしっかりとこなしていて非常に助かっています」
「そうか…良かったな､A」
『へへ､はい｡周りの人も優しくしてくれて毎日が楽しいです』
「やはり子供が成長すると嬉しいような寂しいような…」
『イザナミさんってば､ホントに私の親の気分じゃないですか』
クスッと笑いお茶菓子を口にはこぶ
「ずっと一緒にいたからのう」
「まぁでもわかりますね｡Aさんが段々私を頼らなくなってきて少し寂しい気持ちがあります」
『…おおう､鬼灯がそんなこと考えていたとは｡というかもう私の話はいいじゃないですか!他の話しましょう!』
「ふふ､そうじゃの」
「Aさんは自慢の部下なので色々自慢をしたかったのですが仕方ありませんね」
『く…ほんとやめてってば』
顔が熱くなるのがわかる､きっと私は今真っ赤だろう
何故か鬼灯に褒められると物凄く照れる
「ふふ､顔が真っ赤じゃぞ」
『もう…お茶菓子全部食べちゃいますよ!!』
「こらこら､行儀悪いですよ｡というかもう半分くらい食べてますよねAさん」
『ほんとにお母さんとお父さんができたみたいだここにいると…あ､そうだイザナミさん!私ここへ来て桃太郎に会って___』
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私は地獄で働き始めてからあったことを色々話した｡イザナミさんは嬉しそうにうん､うんと聞いてくれた
『今日はありがとうございました､色々話せて楽しかったです』
「わらわもAの話を聞けて楽しかった」
『へへっ､それはよかったです｡それじゃまた遊びに来ますね』
「あぁ､待っておるぞ」
「お邪魔しました｡ではまた」
鬼灯は軽く頭を下げ私はさようなら､と手を振る
「今日は凄く楽しそうでしたね」
『すっごく楽しかった｡また次行く時もお茶菓子選ぶの手伝ってね』
「いいですよ｡それと…現世の話､よろしくお願いしますね」
『おっけい｡それって毎日地獄から通うの?』
「そうですよ､大丈夫ですか?」
『まぁ大丈夫｡現世か〜浄玻璃鏡とテレビでしか見たことないな｡少し楽しみ』
「気を抜いてはいけませんよ､貴方は女性です｡変な男性に絡まれないように」
『わかってる､大丈夫だよ｡あまり1人で歩かないようにするから』
「はい､そうして下さい」
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くら(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» わわっ､ありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです(*´-`) (2018年4月9日 21時) (
レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しませて頂いてます(＾＾)これからも頑張って下さい！ (2018年4月9日 20時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くら
| 作成日時：2018年4月8日 23時
