第…53話 ページ7
伊邪那美殿__
にゃ〜んにゃん
ねうね､ゴホッぅえっほゲホッ!!
『相変わらず気持ち悪い』
「近寄りたくないですね」
『てか何でついてきた』
「ここの視察に来ていなかったので」
『なるほど…イザナミさんに何の連絡もしてないけど大丈夫かな』
私達はゆっくりと変な玄関の中へと入っていった
「中､入りますか?」
『ん…あ､開いた…入って大丈夫かな』
ガチャ､とドアを開け小さく"イ､イザナミさーん…"と呼ぶ
「その声じゃ聞こえませんよ」
『だって久しぶりだし…』
「イザナミさん!!」
『っちょ!!』
「何じゃ…?」
そう呼ぶとひょっこりとイザナミさんが出てくる
『あ…えと』
「おお!久しぶりじゃなA!!会いたかったぞ」
『お､お久しぶりです…すいません､最近仕事と地獄観光をしていてここへ来れませんでした…』
「ふふ､全然構わぬぞ｡ところで鬼灯殿は?」
「Aさんの付き添いです」
『そういう訳です｡…あの､お茶菓子持ってきて…』
「そんな緊張せんでも､こっちじゃ」
クスクスと笑い奥の方へと入っていく
「大丈夫ですか?」
『多分大丈夫…』
ゆっくり深呼吸をし歩きながら周りを見る
するとある部屋の前で止まり中へと入る
「今茶を持ってくる､ここで座って待っていてくれ」
「ありがとうございます」
『…はぁ､よし｡座ろっか』
「凄く緊張してますね」
『何かすごい緊張する…あ､お茶菓子選ぶの手伝ってくれてありがとう』
「いえ」
昨日五道転輪王庁の帰りにお茶菓子を選ぼうと鬼灯を呼んで一緒に選んでもらった
そのせいでアニメの再放送を見逃した｡蓬さんの録画で見たけど
「Aさん､仕事の話なのですが…今度私は10日間現世の方へ視察をしに行くんです｡その時Aさんも視察に来てくれませんか?」
『えっ』
「私は夜地獄に戻って仕事ですか…Aさんはしなくて大丈夫です」
『何故私が…』
「会社の女性のトラブルが多いんですよ｡私は男ですし…そこでAさんに頼みたいんです､Aさんは亡者ですし見た目は完全に人なので何時間いても大丈夫でしょう」
『あぁ…鬼灯は?』
「私は人になれる薬を飲むんです」
『へぇ､そんなのあるんだ｡まぁいいよ』
「ありがとうございます」
「何の話じゃ?」
『あ､イザナミさん』
「少し仕事のお話を…」
「Aもしっかり働くようになって…わらわは嬉しい」
『あっはは､お母さんですかもう』
「ふふ､親になった気分じゃ」
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くら(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» わわっ､ありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです(*´-`) (2018年4月9日 21時) (
レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しませて頂いてます(＾＾)これからも頑張って下さい！ (2018年4月9日 20時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くら
| 作成日時：2018年4月8日 23時
