第…94話 ページ48
鬼灯はベルゼブブさんやリリスさんと話をしているが私は料理しか見ていない
いや…バイキング?ってのは初めてだし…
しかもめちゃくちゃ美味しいし…
「ごちそうさまです」
鬼灯の前には沢山のお皿が重なっている
「お前予想以上に大食いだな…」
「さて､約束通りお散歩行きましょ鬼灯様」
『散歩っ!?わ､私はここで一人…??』
全然話を聞いていなかったのでリリスさんが鬼灯を散歩に誘ったことを今知る私
ベルゼブブさんとはそんなに会話していないのでここで一人になったらどうなるんだという不安が一瞬で頂点に達し顔に出てしまった
「…そんな不安そうな顔しないでください｡Aさんも一緒に連れてってもよろしいですか?」
鬼灯に優しく頭を撫でられ少しだけ不安が和らいだ
「もちろんよ｡一緒に行きましょ?ダーリンお小遣い!」
「…俺はお前のいとしい人なんだよな?」
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「あの人の話は理屈っぽくていけないわ」
「…いえ､私も大概理屈っぽいですから」
「男の人ってそうかもね」
…やばい｡食べ過ぎたせいでめちゃくちゃ眠い
しかもここ怖ッ!!
『…キョエエ…』
木の上には変な鳥…?が変な声で鳴いていた
その声が不気味で怖い
「…?どうしました?」
『え…いや普通にあの鳥?の声が怖い』
私はいつの間にか鬼灯の着物の袖を掴んでいた
「あれはハルピュイアイですよ」
『へえ…』
「ねえ､近くにローマ式のお風呂があるんだけど一緒にどう?」
「…風呂は好きですがあからさまな火遊びはしませんよ」
「いいじゃない?日本は混浴式でしょ?」
「昔の話です」
「そう…じゃあAちゃん一緒に入りましょ」
『え?あ､はい』
･
･
「ん〜､気持ちいいわねぇやっぱりお風呂は」
『ホントですねぇ…』
「ねえ､Aちゃんって鬼灯様のことどう思ってるの?」
『どう?んー…良いお母さんで…上司?』
「あら?好きとかじゃないのね」
『すっ!?はっいや!!』
「ふふっ､顔が真っ赤よ」
『う…いや､別にそんな感情は…』
…これ､前に現世で朝倉さんに言われたヤツじゃん
「こんなに可愛いんだから鬼灯様もきっと振り向いてくれるわよ」
『〜!!だから私は』
「はいはい､そんな真っ赤な顔で言われても説得力無いわよ」
『うぅ…』
「ふふっごめんなさい｡からかい過ぎたかしら､そろそろ上がりましょうか｡のぼせちゃうわ」
『…はい』
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くら(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» わわっ､ありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです(*´-`) (2018年4月9日 21時) (
レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しませて頂いてます(＾＾)これからも頑張って下さい！ (2018年4月9日 20時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くら
| 作成日時：2018年4月8日 23時
