検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:99,591 hit

第…72話 ページ26

「おともだちになってよね オッレィ!!」

「面白い歌ですね」
『すごい歌詞』

「アレッ!?知らないですか!?」

『初めて聞いた』

「母ちゃんがよく歌ってたからメジャーだと思ってた…」
「母ちゃんって急に変な持ち歌歌い出すよな」

「そういうものですか」

「お母さんあるあるです。アレ?わからない?」

「いや、お母さんのイメージはわかりますよ。しかし私は自分の母親の記憶がありません。実家がある、という感覚も根本的にはわかってないです」

「あっ…」

「ああ別に気は遣わないでください。正直、元からいないと何とも思いません。Aさんは覚えていますか?」

『薄々ね、でも私親に恨みしかない。ぶっ飛ばしたいんだけどもう転生したんだよね』

「ここ来てからずっと会えなかったんですか?」

『いや〜会えたっていうか見かけたけど、その時鬼灯に謝りたいしか考えてなくて親のことはどうでもよかった。めっちゃ後悔してる』

「Aちゃんに恨まれたら鬼灯様以上に怖そう」

『アハハソンナ』

「棒読み…まぁでも家族ってのはいいもんですよ」

『へえ、私家族にいい印象ないからドラマも何も見ないんだよね。どんな感じなのか全然想像出来ない』

「くつろげるよなぁ」

「…鬼灯様とAちゃん今度の土日うちに遊びに来ませんか!!」

「え?」

「きっと母ちゃん喜ぶし!」
「それいいな!俺も最近帰ってないし」

『二人って実家近かったりするの?』

「うん!近いよ!!」

『私は行けるよ、鬼灯は?』

「土日は仕事が…」

「行ってきなよ、休日出勤はよくないよ」

「いえ、貴方さえポンコツでなければ休日出勤はないです。まぁでもいいなら行きます。大王、すみませんが土日出勤"しろ"」

「うん、行ってら……しろ!?」

『ホントに上司か』


____________




__

土曜日

「もう少しで着くよー」

『…』

「…」

カシャッ

「鬼灯様っ!?」
「Aちゃんの寝顔撮った…」

「…たまに我儘を言うのでこれを使います」

『んあ…何だ…?』

「着きますよ」

『あぁ、寝ちゃってたか』

「…これ言わない方がいいかな」
「だな…」

『どうかした?二人とも』

「えぇっ!?なんでもないですよ!!」

『ん??まぁそれならいいけど』

「はい…」

『ほら、鬼灯も携帯見てないで早く降りる準備!』

「…よっぽど楽しみなんですね」

もう一度画面を見ると暫く眺めて閉じる

『何見てんの?』

「いえ、着きましたよ。降りましょう」




__

第…73話→←第…71話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
設定タグ:鬼灯の冷徹 , 鬼灯 , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くら(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» わわっ、ありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです(*´-`) (2018年4月9日 21時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつも楽しませて頂いてます(^^)これからも頑張って下さい! (2018年4月9日 20時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くら | 作成日時:2018年4月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。