第…69話 ページ23
「私の大切なAさんにそのような行為は困ります」
後ろには小林さんの右手を掴む鬼灯
「か､加々知さん!?大切って…2人ってそういう関係…なんですか?」
『いやっ､え?そうなの?』
「大切な…友人ですよ」
あっそういうことか
びっくりした
「っ…いや､あのこれは…」
目を泳がせ俯く
「…貴方､彼氏さんいらっしゃいますよね｡同じ会社ではなく別の会社に」
「っ!?」
「それなのに色目を使い浮気をするとは…」
「私に…か､彼氏なんていませんよ?」
「おや､では今からその彼氏さんをお呼びしますか?その方に質問し彼女ではないと言えば認めます」
『…小林さん､愛してくれる人がいるのにそんなことしたらダメじゃないですか』
「うるさいわね…あの人は仕事ばかりでちっとも私の事を見てくれない…もう我慢の限界なのよ!!」
『それは本人に言いました?』
「言えるわけないじゃない…｡面倒な女だと思われるのは嫌なのよ!!私は別に愛してくれなくてもいいからあの人の傍に…」
『幸せなんです?それで｡何でもかんでも我慢して他の男の人と浮気を繰り返して…｡一度話し合ってみたらいいんじゃないですか?』
「……」
「貴方の彼氏さんはとても優しそうな方でしたからねぇ｡きっと正直に話しても嫌われることはないと思いますよ」
「…わかったわよ」
「では私達は帰りますね｡行きますよ」
小林さんはその場で携帯の画面をつけ誰かに電話し始めた
私は急いで帰る支度をしてその場から離れる
『大丈夫かな､小林さん』
「大丈夫なんじゃないですか｡それよりも…貴方の方こそ大丈夫なんですか?」
『え?』
「朝倉さんから聞きましたよ､体調が悪いから飲み会はパスすると｡なので急いで会社に戻ったらこれです」
『はぁはぁなるほど｡今は落ち着いてるから大丈夫』
「それなら良かったです｡…今日は地獄へ戻っても仕事はありません｡どこか寄っていきましょうか?」
『えっ!!いいの!!』
鬼灯は地獄へ戻り仕事をしなければならなかったので帰りはいつもどこにも寄らずまっすぐ帰っていた
私は流石に1人でそこら辺歩くことは怖くて出来なかった…というか鬼灯からお許しがでなかったので仕方なく鬼灯と一緒に地獄へ戻っていた
「どこへ行きたいですか」
『えっと…んー､あ!私洋服ってやつが欲しいんだ』
「では服屋さんへ寄りましょうか」
『ありがとう鬼灯!!!このお礼はするね!多分!!』
「…今度､一緒に甘味処に行きましょう」
『おうよ!』
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くら(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» わわっ､ありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです(*´-`) (2018年4月9日 21時) (
レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
葡萄シャーベット(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しませて頂いてます(＾＾)これからも頑張って下さい！ (2018年4月9日 20時) (レス) id: f6cb6ae02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くら
| 作成日時：2018年4月8日 23時
