色々逆なカップル [ 躑躅森盧笙 ]

よんじゅういちっ ページ41

『んで…結局残ったの私と零さんか』


「ほんとお前は強いな」


『えへへ』


「これおかわりいいか」


『の前にさ､相談いいかい』


「どうした」


『久しぶりにこんなに酔っ払ってるから今なら何でも聞けるような気がするから｡だから相談』


「はっはっは､なるほどな」


『…あのさ､私今普通じゃやっちゃいけない仕事してるじゃん｡だからさいつか盧笙とか簓に迷惑かけちゃったらどうしようかなって思ってて』


「俺のことは気にしてないんだな」


『だって詐欺師じゃん､私と同じじゃん｡いや私以上にやばいじゃん多分｡…まぁでね､もしバレたりしたら教師である盧笙に私のお客さんである芸人っていう職業の簓はどうなるのかなぁって｡…盧笙なんて私と恋仲じゃん』


「まぁバレたら確実に今まで通りの生活を送るってのは無理だろうな」


『最悪クビにでもなったら大変じゃん｡…でも私は今の仕事を辞めるつもりはない｡だから私は2人から離れるべきなのかなぁって』


「それは盧笙とは別れるってことか」


『まぁーそうなるかな｡…さっき言った通り盧笙のことは言い表せないくらい大好きだよ｡だから守りたいんだ､今盧笙が立ててるステージを邪魔したくない』


「俺に決める権利なんかねぇがもし離れるつもりなら黙って出ていくのだけはやめておけよ」


『それは絶対後から面倒なことになったら大変だからしないよ｡まっ決心がついたらね』




そうボソリと呟きながら自分の膝で眠る盧笙の頭を撫でる




『はーっさて…眠い｡シャワーあびて寝るかな｡零さん毛布ある場所わかるでしょ?それ持ってきて簓と盧笙にかけといて｡…起こさないように…よし…じゃあシャワー行ってくる』


「おう」


『あっお酒とかおつまみ好きなようにしていいからね､余ったら大変だし』


「わーってるよ」





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