22話 ページ22
雲雀から過去の話を聞いていると突然頭が痛くなった
何か…何かを思い出しそう
「ねぇ、聞いてるの」
『ぅ…いっ…て…』
「…A?」
『はは…私の名前…知って…たん…だ……ぁあ"ッ!!』
「っ!?」
『はっ…はぁっ、はぁ…』
痛い
なんだこれ
苦しい
…死ぬのか?
嫌だ…死にたくない
死に…たく……
『…人殺しのくせに…なに…言ってんだ…』
「…??」
『人を殺したのに…死にたくないとか…バカみたい…』
「ねぇ、急にどうし」
『雲雀。…ありがとう。思い出した』
表情は変えずに雲雀にお礼を言うと何が起こったのかわからないのか固まったままの雲雀
「…思い出した?全部?」
『階段から落ちた時の記憶はほとんど残ってないからアナタと会ったのかはわからないけどね。…ディーノ…ちゃんと私の事覚えてたんだ』
声は少し嬉しそうなのだが…表情は一切変わらない
さっきまで嫌な顔や面倒そうな顔…笑顔を見せていたのに
今じゃ何も変わらない
『…まだ時間あるか。保健室にでも行こ』
「ねぇ」
『なに』
「君、思い出したなら知ってるの?」
『あぁ、父さんの隠し財産?知らないよ、知ってるのは母さんだけ。というかあの時私すごく小さかったのに知ってるわけないじゃん。だからもうこの世に知ってる人はいないよ』
「…そう」
『じゃあね』
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「あっAちゃん!!」
『ただいま』
「大丈夫だったか?」
『大丈夫』
「…ほんとに大丈夫?何かあったの?」
『んー…あったっちゃあった。記憶が戻った』
「えっ?」
『小さい頃の記憶』
「もっ戻ったの!?」
『うん』
「どういうことっスか?10代目」
「戻ったって何がだ?」
『…あぁ、そういうことか。ツナってあのボンゴレの10代目ボスなんだ。すごいね』
「ち、ちょっ!!俺は別になるとか…」
『……ディーノにそっくり』
「え?」
『別に。…私がどうしてボンゴレとか知ってるかはツナから後で聞いて。…私が階段から落ちた時雲雀が助けてくれたんだって』
「あの雲雀さんが?」
『そ、私もびっくりしたよ。…あ、先生に言い訳しないと』
「なんかあの女…別人みたいっすね」
「う、うん…」
Aちゃん…表情一切変わらなかったな
前からそんなに変わらなかったけど…でも少し顔に出てたのに
今は全くだ
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くら(プロフ) - 27さん» ありがとうございます〜!!また雲雀さん書きたいなって思ってるのでぜひぜひ見てください( ˘ω˘ ) (2019年4月8日 20時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
27 - とっても面白かったデス。 恭君可愛いスギ///尊死… (2019年4月8日 2時) (レス) id: 83d0ffd5ad (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - かっぱえびせんさん» ありがとうございますー!!今忙しくて少ししか更新できませんが頑張ります…!! (2019年3月13日 7時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
かっぱえびせん - 面白すぎる!更新陰ながら応援してます! (2019年3月12日 0時) (レス) id: 18f009c68c (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - teさん» あああっありがとうございますーー!!!良い作品になるよう頑張ります!! (2019年3月11日 0時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くら | 作成日時:2019年2月26日 22時