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2話 ページ2

『…あ、あった』



ずっと気になってた本
前に借りようとしたら誰かに借りれたんだよな




『時間はあるな…ここで読んでこ』




席に座りページをめくって読み始める


生徒はA以外は誰もおらず図書室はとても静かでしーんとしていた



これがずっと続けばいいのにと思った時足音が聞こえてきた
段々とこちらに近づいてきている




別にいつもなら気にしないけど…今日の朝は嫌なことがあったばかりだ





ドアが開く前にとりあえず机の下に隠れる





ガラッとドアが開き誰かが入ってくる





…うわ…間違いない…風紀委員の雲雀恭弥だ





「…ねぇ、そこにいるんでしょ。出てきなよ」




気づかれてる…いやでも出たら私死ぬ…

どうする…この状況




「来ないならこっちから行くよ」



待って今トンファーを構える音がした死ぬ

神様助けて




段々と私のところへ近づいてくる
本を抱きしめ覚悟を決めて強く目を瞑る




「…」



私のところで足を止めてゆっくりとかがみ始める



「あっ恭さん!!」


「なに」


「ちょっと話したいことが、いいですか?」





た…


たっ


助かったぁぁぁあ!!!


あっぶな本当に死ぬかと思った




もう怖いし早く帰ろ…








__________________









_________






『ただいま』


「おかえりなさい、今日は早いのね」


『気分。おやつなに?』


「久しぶりにクッキー焼いたのよ、手洗ってうがいしてから食べてね」


『うん』




母さんの料理は全部美味しい
昔から私は母さんが作ったお菓子が大好きだ





『…美味い』


「あ、A。ちょっとおつかいに行ってきてくれない?」


『いいよ、なに?』


「お寿司を取りに行ってきて欲しいの」


『えっなんで寿司』


「ほら、今日お父さんが出張から帰ってくる日でしょ?だから奮発したのよ」


『そういやそうだったっけ』


「ほらあの…あなたの同級生のとこのお寿司屋さんよ」


『山本武のこと?…んー家わかるかな…まぁいいや、多分わかるからいってきまーす』


「気をつけていくのよー」







___

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くら(プロフ) - 27さん» ありがとうございます〜!!また雲雀さん書きたいなって思ってるのでぜひぜひ見てください( ˘ω˘ ) (2019年4月8日 20時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
27 - とっても面白かったデス。 恭君可愛いスギ///尊死… (2019年4月8日 2時) (レス) id: 83d0ffd5ad (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - かっぱえびせんさん» ありがとうございますー!!今忙しくて少ししか更新できませんが頑張ります…!! (2019年3月13日 7時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
かっぱえびせん - 面白すぎる!更新陰ながら応援してます! (2019年3月12日 0時) (レス) id: 18f009c68c (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - teさん» あああっありがとうございますーー!!!良い作品になるよう頑張ります!! (2019年3月11日 0時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くら | 作成日時:2019年2月26日 22時

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