第…193話 ページ15
段々キツくなってきたのでとりあえずそこら辺で休むことに
『はぁぁ…』
「大丈夫でーすか?」
『この声は芥子ちゃん』
「どうもお久しぶりです!」
『久しぶり。休憩かな?』
「その通りです!ここを通りかかったらAさんが苦しそうにしていたもので」
『ちょっと疲れちゃっただけだよ。やることなくてさ』
「鬼灯様はおられないのですか?」
『それが現世にお仕事。まぁ多分もう帰ってきてるかもう少しか、かな』
「そうだったのですね…鬼灯様は閻魔大王の第一補佐官。お忙しいですよね」
『そーなんだよー。でも忙しくても家に帰って来てくれて心配してくれるんだよ、あんないいだん……鬼はいないね』
「旦那と言いかけてやめた」
『まだ慣れなくて…それにしても芥子ちゃんも仕事大変そうだよね』
「そんなことはないでーすよ!」
『あははっ!流石芥子ちゃんだね』
「そういえばAさんはお仕事復帰するのですか?」
『戻るつもりだよ。鬼灯も賛成してくれてる』
「またあちこちの地獄の拷問を手伝うというお仕事をするんですか?」
『どーだろ、鬼灯は前のようにはしませんって言ってたから。まぁその時だよ』
「なるほど…なんだか大変ですね」
『そうなんだよ。…私よりも鬼灯が大変だと思うけどね。子供の勉強して仕事して私の心配…いくら鬼神でも倒れないかすごく心配』
「鬼灯様は奥様思いでーすね」
『ははっ、そうだね』
「あっ、では私はこれで」
『あらら、もう時間か』
「はい…ではまたお話しましょう〜!」
『ん、頑張ってね〜』
軽く手を振って芥子ちゃんを見送る
『はぁ…さて、帰るか』
「Aさん、こんなところで何してるんですか」
『鬼灯?ちょっと散歩してただけだよ』
「そうでしたか、しかし歩きすぎです」
『そう?ずっと家の中にいたし運動しないとと思って歩いてたんだけど歩きすぎちゃったかな』
「帰りましょう」
『うん』
笑顔で頷いて鬼灯の隣を歩く
すると鬼灯は私の手を握り指を絡ませる
「…頑張ってくださいね。私はずっと傍にいますから」
『ありがと。…鬼灯は無理しないで』
「わかりました」
『うん、いい返事』
クスクスと笑っていると鬼灯もつられて軽く笑い繋ぐ手の力を少しだけ強めた
「私は一生貴方を愛し続け守り続けます。ずっと離れませんよ。…覚悟、してくださいね?」
『私もそのつもりだし、バーカ』
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しゃか(プロフ) - ねこさん» ねこさん…!ありがとうございます( . .)" (2020年2月12日 0時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 先程すべて読みましたがお疲れ様です、とても素敵な作品でいいなと思いました、! (2020年2月11日 23時) (レス) id: 9d5eab3caf (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - 鬼蕗 六花さん» コメントありがとうございます(*´`) んんんありがとうございますッッ!!体に気をつけ更新頑張りますね(^^♪ (2018年6月16日 9時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
鬼蕗 六花 - 体に気を付けてくださいね (2018年6月15日 21時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - 鬼蕗六花(おにぶき りっか)さん» コメントありがとうございます!!嬉しいです〜!!更新頑張りますね!!ありがとうございます(*´`) (2018年6月3日 7時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くら | 作成日時:2018年5月31日 21時