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第…177話 ページ41

場所をヤカンカンという狐カフェに移動した



『ここ初めて入った、檎ちゃんに言われた時から気になってたんだよね』

「そうなんか?じゃあ常連になってくれんか?」

『いきなり?いやいいけど、狐いっぱいいるから』

「…なぁ、Aちゃんワシとここ来てええんか?」

『え?』

「いや…ワシ殺されんか?補佐の兄さんに」

『…鬼灯だってお香ちゃんといるし』

「ほお…嫉妬してワシと一緒にいるんか」

『ちーがーうーしー。…嫉妬かと聞かれれば…わからないけど。でもだから檎ちゃんに会いに来たわけじゃないよ、ただ話したかったから』

「ははっ、なるほどのぉ。やっぱ他の女の人と一緒にいるのは許せんか?」

『仕事だし…仕方ないけどさ。でも重い女とか思われるのは嫌だから』

「そんな事言わんと思うけどなぁ」

『わからないじゃん』

「でも嫉妬されるんは男側からしたら嬉しいもんじゃよ。Aちゃんも兄さんに嫉妬されたら嬉しいじゃろ?」

『……想像ができない』

「ま、いつかわかるて」

『そうかな』


そう呟きズズッとオレンジジュースを飲むと肩をポン、と叩かれた


『…檎ちゃん、私後ろ向いて大丈夫かな』

「いやぁ…向いてみ」

『やだぁ待ってこの手の感触わかるぞ』


すると肩に置いていた手は頭に移動して無理やり首を回された


「何を…しているんです…?」


『待って待って首が首が!!暇だから檎ちゃんと話してた!!浮気ではない!!』


パッと手を離されると次は腕を掴まれた


「…これ、この飲み物のお代です。では」





テーブルにお金を置き力を入れて引っ張る






















『鬼灯…あの、痛い。離』
「嫌です」


『ですよね……ねぇ、怒ってる…?』


「…」




あ…怒ってる…






それから無言で歩き部屋へと連れていかれる

鬼灯はバタン!!と乱暴にドアを閉めギロッと睨んでくる



「浮気、ですか」

『だから違うって…やる事ないし檎ちゃんに会ってないから久しぶりに会いに行こうと思ったの』

「…本当に?」

『本当に本当に本当。ガチで。嘘だったら鬼灯が作った孤地獄に堕としていいよ』

「…A」


私の名前を呼ぶと強く抱きしめられる


『ほ、鬼灯…?』


「本当に…嫌になります、私ばかり貴方のことを愛して…」









__

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くら(プロフ) - 蒼空さん» コメントありがとうございます(*´`)ホントですかっ!?嬉しいです、ありがとうございます!!はい、頑張りますっ!!蒼空さんも体調にお気をつけて(^^) (2018年5月25日 20時) (レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - めっちゃ話にのめり込む程面白いです!季節の変わり目なので体調に気をつけて頑張って下さい! (2018年5月25日 16時) (レス) id: fde436be61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くら | 作成日時:2018年5月16日 10時

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