第…161話 ページ24
『ありがとうございましたー…疲れた』
「お疲れ様です」
「もうそろそろ店閉めようかな」
『おっけ』
時刻は18時半
地獄に戻れるのは19時過ぎくらいか
「Aさん夜ご飯食べていきますか?」
『んーん､鬼灯にまっすぐ帰ってこいって言われてるから』
「付き合ってからますます過保護になったんじゃない?アイツ」
『まぁ天国のてんって言った瞬間ギロッて睨んでくようになった』
「…どんだけ白澤様に会わせたくないんだ」
「なんだよそれ!!アイツ絶対ぶっ飛ばす!!」
『ははっ､まぁまぁ｡早く片付けしよ』
___________
___
『ほーずき』
「…あ､おかえりなさい」
『ただいま｡夜ご飯食べた?』
「いいえ､まだです｡行きますか?」
『うん』
「この書類を記録課に渡してから行きましょうか」
『りょーかい｡鬼灯､はくた』
「なんですって??」
『…はやい｡白澤がお礼したいから明日の夜ご飯一緒に食べないかって誘われた｡鬼灯も一緒にって』
「…わかりました､明日ですよね」
『うん､じゃあ連絡しとく』
「お願いします」
･
･
『んーっ､疲れた時はやっぱラーメンだなぁ』
「お疲れ様です」
『ん､鬼灯はこれ食べ終わったら仕事すんの?』
「…いえ､少し休みます」
『ホント?』
「はい｡これ食べ終わったら部屋に行きましょう」
『おっけい』
そう返事をし再びズルズルと麺をすする
「…あ､来週一泊二日で現世に視察へ行くことになってしまったんですよ」
『現世に?』
「はい｡本当は来月だったのですが…」
『そっか､気をつけてね』
行きたいと言いたいけど…仕事があるなぁ
…一日くらい大丈夫か
「……はい」
ガチャ…バタン
『おわっ…いきなり抱きつくとは』
私が先に入り鬼灯は後に入ってきてドアを閉める
そしてすぐに後ろからぎゅっと抱きしめられる
「…疲れたので」
『じゃあちょっと力緩めて』
「はい?」
少し力を緩めると私は正面を向いてぎゅうっと抱きつく
『んー…私も疲れたから』
「お疲れ様です」
『鬼灯もお疲れ様』
「…私が視察に行くの寂しくないですか?」
『ん?……いや!大丈夫!!』
上を向いてニコッと笑う
「…そう､ですか」
『だから気にしないで行ってきて､仕事なんだから手抜いちゃダメだよ』
「はい」
返事をすると先程より強く抱きしめられた
そして掠れる声ですいません､と聞こえた
『…』
…現世か
__
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くら(プロフ) - 蒼空さん» コメントありがとうございます(*´`)ホントですかっ!?嬉しいです､ありがとうございます!!はい､頑張りますっ!!蒼空さんも体調にお気をつけて(^^) (2018年5月25日 20時) (
レス) id: 6934ed849b (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - めっちゃ話にのめり込む程面白いです！季節の変わり目なので体調に気をつけて頑張って下さい！ (2018年5月25日 16時) (レス) id: fde436be61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くら
| 作成日時：2018年5月16日 10時
