第一話 ページ2
「首領、本日の敵対勢力の制圧はどういたしましょうか。」
「確か少人数ながらも実力のある戦闘系異能力者ばかりの組織だったな…だったらあの子を使えばいい。」
蝋燭が灯る薄暗い部屋でポートマフィアの首領、森鴎外は言った。
その付近には彼の愛すべき少女エリスが楽しそうに絵を描いている。
「芥川君じゃなくてよいのですか？」
首領の人選に疑問を持った広津柳浪が疑問を問いかける。
「芥川君は優秀だ、だがいささか問題もあってね。
今回はあくまでも制圧だ、皆殺しではない。
芥川君だと全員殺しかねないからねぇ？
だけどあの子なら私の言うことを聞いてくれる、決して逆らうことなく…。」
黒い笑みを浮かべる鴎外、だが…。
「あー…首領、そいつならついさっき逃げたって報告がありましたが…。」
苦笑いを浮かべながら報告するのは仕事を終え成果を報告するために来た中原中也だった。
彼は此処へ来る途中に“あの子”が逃げ出したという報告を部下から受けていた。
「え？」
まさかの報告にぽかんとする鴎外。
先ほどの話がこうも簡単に薄れるものかと呆れる広津。
「…総員、全力であの子を探せ。
生きていればいい、どんな手を使ってでも連れ戻すんだ。」
「はっ…」
頭を下げて部屋を出ていく広津と中也。
「…私からは逃げられないよ君は…私の操り人形なのだから…。」
「リンタロウが泣くなら私はあの子が見つからなくていい。」
「えっ！エリスちゃんひどいよ！？」
悪意のあるようなないようなわからない笑顔を向けるエリスに鴎外はあたふたとしていた。
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にゃあめ - やつがれ君分かってて渡したのか……推し優しすぎだろ………すきぴ (2021年2月11日 20時) (
レス) id: bcb659b3e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - いえいえ (2019年8月21日 17時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
ごごねこ(プロフ) - 黒薔薇さん» ｱｱｱｱｱｱ!ありがとうございます!ですが描きなおしたのが勿体ないのでこのままにします!ごめんなさい!!!!!! (2019年8月21日 16時) (レス) id: 62117aa9f8 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 『http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/e/4/2e42882cc29720f8f1d22c4dd5fa2317.png』 (2019年8月21日 16時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 勝手に保存しちゃってごめんなさい (2019年8月21日 16時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：午後の猫茶 | 作成日時：2016年6月29日 0時
