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コウハside
オウハ「あら、そうかしら？うちではこれは普通なのだけれど……」
コウハ「先生、俺の砂糖握りはいつもじゃないです。」
オウハ「そうそう、ユズの玉ねぎ握りはらっこ家完全オリジナルなの！和えたのはあたしだけれど、ユズが今朝握ってきたわ。」
トウカ「へぇ…今度私に肉握りを開発してはくれないか？」
オウハ「それはもう世に出回ってるから…」
トウカ「基準が謎だね。普通に食べたいだけなのだけれど。」
俺の訴えを華麗にスルーされここはひとつ喚いてやろうかと思ったところで、ユズリハが朝珍しく起きていた理由を突然理解した。その俺の隣でユズリハはもしゃもしゃと真顔で平らげていく。
そしてみるみる内に小さくなっていく玉ねぎ握りを横目に、俺は手に握らされた砂糖握りをじっと見る。
砂糖かぁ……流石に砂糖とご飯は合わねぇよ……いやどっちにも罪は無ぇけど合う気がしねぇよぉ……
オウハ「あらどうしたのコウハ。食べないのかしら？」
腹は音を立てるのに手が動かない。サクラさんはくすくすと面白そうに笑い、さぁ食べろと言わんばかりに目で促してくる。
コウハ「……しゃ、しゃあねぇ……」
俺は意を決してそれを口に収めた。
さぁどんと来いよ圧倒的甘さ、ミスマッチしろよデンプン！！！
なんてメガシンカ時の台詞チックに叫んだところで。
コウハ「いや普通の塩握り！！！」
オウハ「やっと気付いたのねばーか！！！」
クレハ「…んぐっ……」
オウハ「いやぁぁあああああクレハ死なないでぇぇえええ！！！！」
ユズリハ「待ってこの玉ねぎどこ産？」
トウカ「いやカオスカオス……」
一気に展開が為されていく。
まずなんだこれ、めっちゃ普通の塩握りだぞこれ。
コウハ「……いやめっちゃうめぇんだけど…全然砂糖じゃねぇじゃんばか！うまいわばか！！」
オウハ「あぁあクレハぁ……お茶よぉ……飲んで…いっぱい飲んで………」
ユズリハ「どこ産だろ……」
クレハ「……生き返った………」
オウハ「あはぁあ良かったぁ……！！あ、愚弟のそれは普通の塩握りよばーか。」
コウハ「ね。この差、ね。」
サクラさんは水筒を終いながら、そのついでであるかのように俺のお握りの説明をした。
オウハ「あたしが砂糖で白米様を握る訳無いでしょう？」
コウハ「くっそ俺の信頼返せよぉ……」
オウハ「まぁ賞味期限危ない塩だったけれど。」
コウハ「そこ、廊下に立ってなさい。」
結局こうなるんだよ。
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らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました！閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました！！話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました！彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので！よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…！|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです！ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…！俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました！了解です！ (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…？ (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっこ | 作成日時：2019年7月7日 18時
