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トウカ「それじゃあ皆、各自準備は良いかい?」

オウハ「大丈夫よ。」

コウハ「万端です!!」


俺達は先程施設で借りた道具を手に持ち、いよいよ文字通り鉱山の入口にまで来た。なかなかに見慣れない物ばかりで、特にクーなんかはまじまじと眺めている。食べるんじゃないぞ!

トウカ「時間が来たら私が声を掛けるから、それまでは自由に動いてくれて構わない。それから…」


何かを言い切る前に、フジが徐に一つのモンスターボールを取り出し投げた。出てきたのはサイドン。俺達はそれに咄嗟に反応する。


コウハ「サイドン先生だ!」

オウハ「サイドン先生よ!」

クーとユズリハも巻き込んできゃあきゃあと騒いでみせると、フジから止めろと言わんばかりの重い視線が向けられた。しかしフジはサイドンを持っていただろうかという思考が次に働いた。


トウカ「この子はここの鉱山と施設のポケモンなんだ。何かあればこのつの子さんに訊いてくれ。」

オウハ「つの子さん?」

オウハが不思議そうに名前を呼ぶと、サイドンもといつの子さんは小さく鳴いた。

トウカ「名前だそうだよ。ただし、サイドンと呼ぶと反応してくれないらしいから、絶対につの子さんと呼んであげてくれ。」


フジがさらに釘を刺す横で、気付いた時には既に、大きなポケモン好きのクーが傍に近寄り見上げていた。


コウハ「そうだ!やいオウハ、どっちが多く収穫高を得られるか勝負やるぞ!負けた方がその瞬間から語尾に”だなも”を付ける!良いな!」

オウハ「嫌よ、そういうのはあんたの担当でしょう。それにぶ○森借金タヌキ臭がするのはあたしだけかしら?」

コウハ「お前それは酷いわ…」

道具を持ち直しながら呆れた目をするオウハに、会話を聞いていたのか、クーすけが口角を上げて駆けてきた。

クレハ「姉上!だなも合戦、面白そうじゃよ?」

オウハ「良いわ、あたしに挑んだ事を後悔しない事ね!ぼっこぼっこのフルボッコウハに仕立ててあげるわよ!!」

コウハ「いやちょい待ち、拳で語り合おうなんて言ってねえ。」

だなもな、だなも。一応そう念押ししておいた。




オウハ「じゃあクレハ、ユズ、行くわよ。」

コウハ「えっなんでユズリハそっち側なんだよ?」

オウハ「えっなんであんた側なのよ。」

コウハ「えっ空気読んで?空気…」

ユズリハ「人権を主張します。」

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らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました!閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました!!話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました!彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので!よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…!|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです!ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…!俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました!了解です! (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…? (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっこ | 作成日時:2019年7月7日 18時

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