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オウハ「トウカ、着いたのは今朝って言ってたけど…早朝に着いたのね?」

トウカ「あぁ。本当は今日の夕方に着く便にしようかと思ったんだけど、一つ早めて久しぶりに幼なじみに会おうかとね。」

オウハ「もう、言ってくれれば良かったのに…そうしたらご馳走を用意して待ってたのよ?」

トウカ「あはは、良いんだ。驚く顔が見たかったんだから。」

オウハ「あんまり急だから驚いたわよ。」

トウカ「そのせいで森で迷ってしまったけれどね。」


彼女は自嘲の笑みを浮かべ、コウハと話すクレハに目線を向け遠い目をする。


トウカ「クレハと会わなかったら今頃私はどこぞでまだ彷徨っていたかもしれないからね、本当に出会えて良かったよ…」

オウハ「でもよくクレハがうちの子だって分かったわね?」

トウカ「あぁ、名前の響きとこの辺りに家が無い事と…あと君から妹の事を少し聞いた事があったからね。」


合点がいったようにオウハは頷きトウカにお茶のおかわりを勧め、彼女はありがとう、と続けた。


トウカ「乗ってきたポケモンも疲れ果ててしまってね。ちょうど困ってたんだ。」

オウハ「あら、なら一度ここでゆっくり休ませてあげたらどうかしら。きのみもあるわ、良かったら食べさせてあげて。」

トウカ「それは助かる。…少し聞いてみるよ。」

トウカはどこからかモンスターボールを取り出し、ぽそりと何かを呟く。そして一言二言呟いた後、きょろきょろと辺りを見回した。


ユズ「………」


何かを察してか、トウカの横にいたユズリハが無言でムーランドの傍に移動する。


トウカ「あぁすまないねユズ。…ほらルイス、休んでくれ。」

カチッ、と何かがはまり込む音を鳴らして優しく彼女がボールを畳の上で転がすと、間も無くぐったりとしたチルタリスが光と共に姿を現した。


コウハ「お、チルタリスを持ってたんだな。」

トウカ「うん。祖父が誕生日にチルットを私にくれたんだ。ルイスという名前だよ。」

オウハ「待っててちょうだい、すぐにきのみと水を持ってくるわ。」



そそくさとオウハが背を向け部屋を出る。

そのチルタリスの傍に、興味があるらしいウインディとムーランドが寄った。

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らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました!閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました!!話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました!彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので!よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…!|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです!ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…!俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました!了解です! (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…? (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっこ | 作成日時:2019年7月7日 18時

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