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十七の時だった。
姉兄達で出掛けた先で、その時開催されていた参加型フリーバトルをたまたま見かけた時、何を思ったか姉が出てみろと僕に声を掛けたのが事の発端。
もちろん僕は出ないと即答。
しかし優勝賞品に季節の和菓子・フルーツの詰め合わせとあってか、いつもなら引くところを押してきた。
僕はまだ渋っていたが他の兄妹三人のあまりの強気の促しに負け、仕方なくボールを手に取る事となった。個人的には準優勝商品のポケモンぬいぐるみの方が欲しかったりはしたのだが。
即興参加型であった為申し込みをしに運営の元へ行くと、そのバトルはみずタイプ限定バトルだった。当時僕はみずタイプのポケモンを持っていなかった為、無理だろうと三人を諦めさせようとしたが、それなら、と妹が自身のラプラスを目の前に掲げて僕に笑いかけた。
そうして僕の参加が無理矢理決まった。
もちろん僕とラプラスのバトルはそれが初めてで、正直上手くいくかは分からなかった。しかし出ると決まっては不思議なもので、相手を前にして何とか勝てないかと考えを巡らせていた。
そして僕は自分の戦い方と、思い付く限りの戦法をあくまで提案としてラプラスに告げ、自由に放した。
結果は三位。奮闘したのだが、望んだ結果には落ち着かなかった。…いや、初めてのタッグにしては良いところまでいったかとは思ったが。
姉兄の元へ戻ると、皆は笑顔で迎えてくれた。ごめんと一言謝ると、姉は大丈夫だと、頑張ったと、それだけを言った。
まぁ、所詮は僕。初めてで即興で限定タイプで、そう簡単に優勝をもぎ取れる程僕は主人公じゃない。せいぜい頑張っても準々優勝程の才能。
そんなものだと心の隅で思っていた時だった。
僕らの様子を始終見ていたらしい人物が僕に声を掛けてきた。
いきなり名刺を差し出され見てみると、ポケモン協会の偉い人。
彼が言うには、ポケモンの力を引き出す素晴らしい戦い方だったと。ジムリーダーなるものに興味は無いかとも言われた。
僕は思わず耳を疑った。
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らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました！閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました！！話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました！彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので！よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…！|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです！ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…！俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました！了解です！ (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…？ (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっこ | 作成日時：2019年7月7日 18時
