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クレハ「…私はね、いつもそなた達に感謝しておるよ。忘れた事や、離れたいと思った事など片時も無い。」
エーフィ「…急にどおしたん？」
クレハ「良いから聞いておくれ。」
何やら突としてしんみりとしだしたクレハに、エーフィがからかい混じりに話しかけたがすぐに優しくとり静められた。
クレハ「ガーディが最初のポケモンで、その次にイーブイ、それからリオルが仲間になった。…皆凄く小さかったの！」
ウインディ、エーフィ、続いてルカリオと、三匹それぞれに目を合わせながらクレハは呟いた。
クレハ「かと思ったらあっという間に大きくなって、強くなって、大いに頼もしい大事な仲間となった。…もちろん今もじゃよ！」
言い終わると、呼応してルカリオが自慢げに鳴いた。
クレハ「ラプラスやメリープ、プテラも仲間になったの！それで私の仲間達が完成したのじゃ。」
今度は残りのボールに目線を向ける。また、彼女の髪が揺れて輝いた。
クレハ「いつもそなた達は私の傍に居てくれた。一緒に傷付いて、一緒に泣いて、一緒に勝ったの。」
心做しか、クレハの声に少しの震えが入った。
クレハ「…いつも一緒に居る。何もしなくても何も言わなくても、それだけで嬉しいものじゃよ。…仲間じゃから共に居るのはごく当たり前の事だと思うかもしれぬが…私には支えじゃった。」
そう言い切ったところで、張り詰めていた糸が切れたように、遂に彼女の若葉色の瞳から涙がはらはらと溢れ出た。
すかさずウインディが顔を近付け再び小さく頬を舐めた。その温かさが、またクレハの涙を誘ったのは言うまでもない。
エーフィ「…クレハ、そう思うとんは自分だけやとは思わんといてや？」
変わって今度はエーフィが、宥めるような口調で、未だに頬を雫が伝う彼女に話しかけた。
エーフィ「ウチもそうやし、ウインディもルカリオももちろん、みーんなクレハと同じ気持ちや。感謝しとんはクレハだけやない、ウチらもいっつも感謝しとるんよ。」
クレハ「…ほんとかの…？」
エーフィ「ほんまやで！おおきにーって思うとるんよ！ほなってクレハは大事な友達で仲間でご主人やからね！」
ぱあっ、と、エーフィに眩しい笑顔が咲いた。それを見て、クレハもつられて目を細める。
その目の縁には、先程泣いた跡だけが残っていた。
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らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました！閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました！！話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました！彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので！よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…！|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです！ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…！俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました！了解です！ (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…？ (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっこ | 作成日時：2019年7月7日 18時
