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オウハside
コウハ「な、なぁフジ…歩くのって少しだって言ってたよなぁ…？」
トウカ「そうだが…」
コウハ「じゃあさ……これのどこが少しだってんだー！！」
オウハ「うるさいわよ…」
あたし達は今山道を歩いている。といっても草木が生い茂っている訳では無い、言うなればただの坂だ。
そしてかれこれ歩き続けて数十分。地道に歩いて来たのだが、ここで愚弟が堰を切ったように弱音を零したのだ。
今までクレハにメガルカリオの話や各国の話をしていたトウカが、ぐるりと体ごとこちらに向ける。
トウカ「どうしたんだい、鉱山はまだまだ先だよ？」
コウハ「嘘だろ…」
トウカ「本当だよ。でもほら、ここから位置は見えるだろう？」
コウハ「でもまだ歩くんだろ……」
トウカ「あたり前田のクラッカー。」
話しながらではあるが、着実に距離を縮めていたはず。なのに一向に辿り着く気配がしない。
トウカ「近くなったらだいぶ景色は変わる。もう少しだけ頑張ってくれないか。」
コウハ「うへぇ…フジの体力どっから供給されてるんだよ…」
トウカ「色んな国を周っているからね、体力はあるさ。これくらいでへばっていたら、とても調査なんて出来ないよ。」
コウハ「でも背は伸びねぇよな。」
トウカ「コウハ、寝言は寝て言ってくれないか。でないと冗談ではなくなってしまう。」
意味ありげな笑みを浮かべた後、またクレハとの話に花を咲かせ始めた。
先頭をクレハとトウカが、その後ろを愚弟が、最後尾をあたしとユズが歩いている。
オウハ「………」
正直あたしは先程から景色を眺めている振りをして実はクレハの笑顔を目に焼き付けている。
特にメガルカリオの話をする時なんかは最高。あぁ本当に欲しいんだなって分かるし持たせてあげたいなって思うしというかカメラを持ってくるべきだったわね。また新鮮なクレハの笑顔を収めてクレハコレクション(通称：クレコレ)に追加出来たかもしれなかったのに迂闊だったわ、やっぱり仕方無いからガン見しましょうか。あぁああ本当クレハ可愛い天使まじ天使無理無理ガン見なんて出来るわけなしいやしないとリアタイは過ぎていくのよオウハ、録画も良いけどリアタイがベスト。あぁなんであたしの目はカメラじゃないのかしら、カメラだったなら今すぐ現像してトウカに布教するのにこれまた迂闊ね。
ユズリハ「……オウハ、カメラは諦めて。」
オウハ「あ、あら……」
はいバレてました。
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らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました！閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました！！話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました！彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので！よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…！|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです！ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…！俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました！了解です！ (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…？ (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっこ | 作成日時：2019年7月7日 18時
