３一方その頃シンオウのどこか ページ33
「…チッ、あーくそ、チビどもどこ行った……おいキュウコン、チビども知らねぇか。」
「ふふ、またどこかに走っていってしまったのですね。…先程あちらの方で見ましたが…行ってみてはいかがでしょう？」
「たまにはお前が…」
「何を仰いますか。私ではダメなのです。あの方々は貴方に懐いているのです、私が行っても無駄というものですよ。」
「……あーもう、仕方ねぇチビどもだなオイ……おい、そこの奴はお前に任せたからな。」
「えぇ。この子は私がお傍に居ますよ。安心して走っていって下さい♪」
「結局こうなるのかよ……」
「よぉーしあっちにきのみのお皿があるぞ！行くぞぉー！」
「お、おー！」
「おー！ん、あそこに滑り台があるで！よっしゃ！滑り行こー！！」
「おー！」
「おー！…じゃねぇわチビども！！どこほっつき歩いてんだ馬鹿野郎！！」
「うわ来たあー。」
「う、ごめんなさい…」
「なーんやそんなカッカせんと♪…なんやこのきのみめっちゃ美味いわぁ、みんなも食べぇ！」
「！美味しい！」
「オレも食べるー！…んぐ。ぐっ、えほっ、ゔ、じぬ”…」
「あーあーあー、がっつくからだろ馬鹿！飯は逃げねぇからゆっくり食べろっていつも言ってんだろ？…チッ、ほれトントンしてやるから……」
「ゔー…えほっ……」
「だ、大丈夫？お水いる？」
「のむ……」
「あら、全員揃ったみたいですね。ふふ、なんて微笑ましい光景でしょう。」
「なにが微笑ましい、だ。全く、世話の焼けるチビどもだよ……」
「ヒンバス、貴方もこちらにどうぞ。美味しいきのみがあるそうですよ。」
「…やだ。」
「どうしてです？沢山ありますよ？」
「……みんな私の事バカにするから。」
「…ヒンバス、以前にも言いましたでしょう？貴方は将来美しいポケモンへと成長致します。そう、誰もが見惚れる程の。」
「…まだ信じられない。それにニドランがずっと睨んでる。」
「睨んでなんかいませんよ。私達にも頂けるそうです。」
「…でもやだ！」
「そうですか……ゾロアークさん、このきのみをこの子の分だけ、少し残しておいて頂けますか。」
「分かった。…ったく、どいつもこいつも手の掛かる。あー、ほらまた喉に詰めたろ。一旦落ち着けって…はいペーしろ。」
「あははっ、また詰めてもて、あんたホンマに食いしん坊さんやんなぁ？」
「…おいしいからだろー。」
「へぇへぇ、美味いのは分かったからまた詰めねぇようにだけ気を付けろよ。」
「はあい。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らっこ(プロフ) - いつの間にか順位が付いておりました！閲覧・評価して下さった多数の方々、ありがとうございました！！話の関係でこの場でのご報告、お許し下さい。(また感謝イラストが描けたらいいなって思ってます(*´`)) (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - 87様さん» 閲覧頂きありがとうございました！彼は結構複雑なタイプですが、好きな物には真っ直ぐな子ですので！よろしくして頂けると幸いです(*´`)彼にはこれからの自分の辿りたい道を見つけて頂きたいものですね…！|ω`) (2019年8月14日 20時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
87様 - この作品好きです！ユズリハ君推しますね←ユズリハ君の将来はジムリでしたか…！俺得回でしたありがとうございました。← (2019年8月14日 20時) (レス) id: 1eaad9c94d (このIDを非表示/違反報告)
マジカルパティシエクッキー(プロフ) - らっこさん» わかりました！了解です！ (2019年7月28日 4時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
らっこ(プロフ) - マジカルパティシエクッキーさん» すみませんが一旦ボードの方でお話しても大丈夫でしょうか…？ (2019年7月27日 22時) (レス) id: 42979ffc68 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らっこ | 作成日時：2019年7月7日 18時
