9日目 ページ11
霞side
ポロポロと言葉をこぼす晋助の表情は、どんどんと晴れたものに変わっていった。
全く、世話の焼けるカップルだな…
貴「晋助、やっと分かったみたいだね。ならどうすべきかは自分で考えるんだよ?じゃーね。」
高「…霞、、ありがとう(ボソッ)」
立ち去りながら手を振って部屋を出る。
晋助から私の名前が聞こえたと思ったら、それに続くのは感謝の言葉だった。
驚いて振り返るも、そこにあるのは、また子ちゃんを愛おしそうに見つめる晋助だった。
ふふっ…我が総督ながら、可愛いねぇ
そして私はまた子ちゃんと晋助を見守るため、屋根裏に上がった。
そろそろ目覚めてもおかしくないからね!
ーーー
高杉side
霞はどうやら俺の気持ちに気づいてたみたいだった。
来島の為にもその気持ちを自覚させるために、ここまでしてくれた。
ったく…十年前からだが、お節介なやつ。
だが、今日はそれにとても感謝するぜぇ。
ーーー
霞side
屋根裏に上がって数時間後の真夜中、、
やっとまた子ちゃんの目が開いた。
少しの間彷徨い、傍の椅子に座り、眠る晋助をみとめる。
来「…あ、、晋助、様…良かった、守れたんスね。……晋助様、大好きっスよ…。なんて、起きてる時に言えないんスけどね…ハァ」
目覚めてすぐに起き上がり、晋助の心配をするまた子ちゃん…。
愛おしそうなでも少し寂しそうな目で晋助を見つめている。
すごく可愛いんだけどさ、晋助起きてるんだよねぇ( ˊᵕˋ ;)
ーーー
高杉side
気持ちを自覚してから、来島が起きた時どんな顔をしたらいいのか分からなくなった。
悶々と考えていたら、来島が声を漏らすもんだから、何故か寝たふりをしてしまった。
来「…あ、、晋助、様…良かった、守れたんスね。……晋助様、大好きっスよ…。なんて、起きてる時に言えないんスけどね…ハァ」
自分のせいで怪我をしたっていうのに
体に傷が残るかもしれなかったのに
体の奥底から、大きな気持ちが溢れてくる。
そう思った時には、俺は寝たふりをやめて、来島を抱きしめていた。
来「え、ええ?!し、晋助様、起きてたんスか?!////」
俺の腕の中で慌てる来島…
一つ一つの動作が愛おしい
高「怪我をさせて悪かった。目覚めてよかった。居なくなる気がして怖かった。
来島…好きだ。お前を愛してる…」
来「…ッ?!私も、、晋助様が好きっス///」
俺の背中に来島の手が回る。
俺は人が来るまで来島を抱き締めていた。
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詠月(プロフ) - KAGUYAさん» やろやろ?!ハマってくだせぇ!!頑張るねー! (2017年8月18日 22時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
KAGUYA - 高杉さんイケメン過ぎてヤバし!!!!!また子ちゃんが可愛いいいい!!!高また最高!!! (2017年8月18日 21時) (レス) id: dab75e8136 (このIDを非表示/違反報告)
詠月(プロフ) - 塩amずんだづっきーさん» そんなことないよwありがとう!頑張ります(*^^*) (2017年8月4日 18時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
塩amずんだづっきー(プロフ) - 完成度高ぇなおいwこれからも楽しみにしてます (2017年8月4日 15時) (レス) id: ac0ad3f3e4 (このIDを非表示/違反報告)
詠月(プロフ) - 健威さん» 出来たよー?まだまだ続きますぜ!! (2017年8月3日 17時) (レス) id: 28c1bfa768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茜 | 作成日時:2017年8月1日 16時