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☆9話 ページ10

No side

雪村「はぁ...?仲良くする気はねーし。第一、相手は先輩だろ?サッカー部に入らない限り、関わる機会なんかねーだろうし...」

浪川「もうすぐ授業だ。めんどくせぇ...」

総介「さぼろーぜー」

三人は嫌そうな顔をしたまま口々に冷たく言い放った後、教室から出て行った
どうやらAと仲良くする気はない様だ

喜多「全く...何を考えてるんだ、あいつ等」

喜多が三人が出て行った方を見つめたまま嫌な顔をすると肩近くの水色のドレッドヘアーを束ね、ハーフアップにしており、黒色の目が特徴の男の子が神童達の元に来た

?8「神童、龍崎。浪川がすまねぇな...あいつの女嫌いがなくなればいいのに...」

龍崎「湾田...別に俺は気にしていない。神童はたぶん浪川に睨まれた事で少し傷ついたかも知れないが...(チラッ」

湾田と呼ばれた男の子は浪川と呼ばれた美少年の事で神童や龍崎に謝罪すると龍崎は気にするそぶりは全く見せない様子でチラッと神童の方を見て心配している
ちなみに神童は浪川にきつく睨まれた事が原因で泣いていた←

神童「うぅ...きりのぉぉぉぉぉぉ!!(泣」

霧野「あーよしよし、泣くな神童(ナデナデ」

龍崎「ハァ)浪川達の女嫌いはいつになったらなくなるんだ?」

光良「そうだねーwww早くなくなればいいのにーwww」

泣いている神童を霧野は優しく慰めており、その様子を見ていた龍崎は静かにため息をつき、光良は笑っているがその表情は心配そうに見つめている

喜多「それより、総介君や浪川君が女嫌いになった原因が何か貴志部君や湾田君は知ってるか?」

貴志部「俺、和泉、跳沢も総介が女嫌いになった原因は知らないんだ。多分、弟の快彦に聞けば分かるかも知れない」

湾田「俺も浪川が女嫌いになった原因は知らないな。とりあえず、あの三人の女嫌いをなくすにはその女の先輩をサッカー部に引き入れる以外、方法はないぞ?」

喜多は貴志部と湾田に女嫌いになった原因を知ってるかと問いかけるも貴志部は申し訳なさそうな表情で答えた後、湾田も知らないと首を横に振りながらみんなにAをサッカー部に入れようと提案する
どうやら、貴志部も湾田も浪川や総介が女嫌いになった原因が何なのか知らないらしい...

龍崎「空野、山菜、瀬戸以外の女は拒否ってたからな。湾田の言う通り、あの三人に何があったか知らないが女嫌いはなくすべきだ。とりあえず御門さんと南沢さんも事情を知ってるし、その人を連れて来る様に頼もう。話はそれからだ」

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2017年4月15日 9時

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