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☆33話 ページ34

Aside

何で御門君の行動に気づかなかったのかしら...迂闊だったわ...
しばらく待っていると来たのは御門君ではなく...

浪川「上出来だ、御門...(ボソッ」

サメの様な形をしたネイビー色の髪に茶色の目、左目に傷、ヘアバンドをしているのが特徴の美少年
やっぱり...御門君を使ったのはこの子達だったのね...
しかも、この三人はサッカー部の女嫌い
この人達を前に下手な行動はしない方がいいかも知れないわね...

雪村「あんた、御門と南沢のクラスに入った転校生だな?ちょっと...話したい事があるんで...来て貰おうか?」

総介「抵抗しない方が...あんたの為になるぜ?(ニヤッ」

私に声をかけてきたのは色白の肌に濃い藍色の跳ね上がったショートヘアーに青緑色の目が特徴の美少年と黒色の目につり目、茶髪の髪を右に結んでいるのが特徴の男の子だった
よく見ると三人って端正な顔立ちをしてるなぁ.........じゃなくて知らない三人が私の前に立ってました
もしかすると...この子達が浪川、雪村、総介って子かも知れないわね

『なるほど...御門君を使って私をここへ呼び出したのは貴方達だったのね?で?私に何か用?』

総介「まっ、学年が違うから知らないのも無理ないか...自己紹介するぜ、俺は滝 総介」

私は冷たい表情のまま物静かで淡々とした声を出しながら三人に問いかけると茶髪の男の子が口を開いたかと思えば自己紹介をしてくる
茶髪の男の子...滝 総介君
この子が快彦君のお兄さんね...見た目が凄く似てるし

浪川「俺は浪川 蓮助だ」

サメの様なネイビー色の髪をしている美少年...浪川 蓮助君
確か...湾田君、喜峰君、凪沢君の知り合いだと言っていたわね

雪村「...雪村 豹牙。あんた...名前は?」

濃い藍色の跳ね上がったショートヘアーをしている美少年...雪村 豹牙君
この子が吹雪さんの後輩で白咲君、真狩君、木瀧君の知り合いだと言ってたわね
まっ、言われたからには自己紹介でもしておこうかしら?

『......A・カルス...』

私は冷たい表情を変えないまま名前を名乗る
必殺技や化身を見せない限り、私の事はバレないはず
まぁ、この人達は女嫌いだから関係ないけどね

浪川「へぇ、A・カルスねぇ...まっ、興味ねぇけどな」

だったらわざわざ私を呼び出す必要ないわよね?
本当に女嫌いなら私と関わらなければいい話だ
そう思っていた時...

ガンッ

『は?』

思わず声を漏らしてしまった
何故って?今の状況を伝えると雪村君に壁ドンされたからね

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2017年4月15日 9時

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