検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:103,721 hit

☆32話 ページ33

御門side

『......何?』

Aは今まで見た事のない様な冷静な表情で俺の顔を見ていた
まさか...俺の言いたい事が分かるのか?
A...本当にすまない...
俺はお前を守ったんだろうか...それとも...

御門「...放課後、校舎の裏で待ってる」

壊したんだろうか...
俺はあいつ等に言われるがままにそう言った
すまない...南沢...A...
この時、俺の行動を南沢が怪訝そうに見ていた事に気づかなかった...

南沢「...あいつ...何か隠してないか」

御門side 終了









Aside

ようやくトイレから出た後は手を洗い、教室へ戻った私
何故か南沢君に「トイレから出るな」と言われ、しばらく待っていると出ていいと言われ、ようやく出られた←
さっきのは何だったのだろうか......?

南沢君は今まで見た事のない様な冷たい表情で向こうを見てたし、何かいたのかしら?
それより部活だ......どうしようかな?
と言ってもサッカー部に入る気満々だけどね!
マネージャーではなく選手としてね...

なんて考えていたら御門君が来た
御門君の表情がいつもと違ったので私は冷静な表情で御門君を見る
もしかしたら...南沢君が冷たい表情で向こうを見ていたのと関係あるのではと思ったからだ

『......何?』

御門「...あのさ、後で校舎裏に来てくれないか?話があるんだが...」

私は落ち着きながらも冷静な表情で御門君に声をかけると御門君は何と校舎裏で話があると言ってきた
校舎裏に?何かあるのかしら?
でも御門君の不自然な行動といい南沢君の冷たい表情といい何かありそうだわ...
ここは探ってみる価値がありそうね...
私は何かあると思い、一瞬だけためらいをしてしまったけど...みんなの為にまずは自分から行動を起こさなきゃ...!

『......分かった』

私は静かに頷きながら校舎裏に行く事に決めた
この時、私は御門君本人があんな事を言うはずがないと思っていた事に気づかなかった...
それと同時に御門君が私に向けて静かに謝罪していた事にも気づかなかった...

御門「すまない...A...」

in校舎裏

私は何かあると思って校舎裏へ来たのはいいけど肝心の御門君が一向に来ない...
全く...人を呼び出しておいて失礼ね
話があるとか言ってきたし...
何かあったのかしら...と考えていたら足音が聞こえた
もしかして...御門君かしら?
.........いや...足音は一つだけじゃない!二つも聞こえてくる!
......違う...御門君じゃないわ!
誰かが御門君を使って私を呼び出したのね!

☆33話→←☆31話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (143 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2017年4月15日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。