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☆29話 ページ30

Aside

ボリュームの多い藤色の三つ編みに紫色の目、たれ目が特徴の女の子がカメラを持っていたらしく、どうやら彼女が私の事を撮っていたみたいだ
パシャ

『ん?』

カメラを持っていた女の子が再び私を撮った為、私が不思議そうに見ていると女の子が口を開いた
最初は驚いたけど今は平気だ

?「ごめんなさい。でも上手く撮れた♪私、山菜 茜です。2年生です。よろしくお願いします♪Aさん♪」

カメラを持ったおっとりしていて、やや天然の入った不思議ちゃん...山菜 茜ちゃん
彼女は神童君の大ファンらしい...

?2「あたしは瀬戸 水鳥です。茜と同じ2年生です。Aさん、さっきのプレー凄かったです!これからもよろしくお願いします」

腰まである紅緋色の長い髪、濃い緑色の目、つり目
頭上で結んだ緑色のリボンが特徴の女の子...瀬戸 水鳥ちゃん
見た目は女番長だけどかなり可愛い子ね

『よろしくね、茜ちゃんに水鳥ちゃん♪』

このライメイ学園で新しい女の子と仲良くなった
名前は葵ちゃん、茜ちゃん、水鳥ちゃん!
こんな優しいマネージャーがいるなんて羨ましいな...
ぜひ世宇子のマネージャーになって欲しいくらいだわ

『貴女達の様なマネージャーが羨ましいわ...前の学校である世宇子にはいなかったからね』

私がそう言った途端、三人は驚いた表情をするも最初に口を開いたのは葵ちゃんだった

葵「えっ?何でいなかったんですか?マネージャー志望の子ってたくさんいたんじゃ...」

葵ちゃんの言葉に茜ちゃんも水鳥ちゃんも頷いている
まぁ、いたにはいたけど...ね

茜「もしかして...マネージャー志望の子の目当てがAさんとか...」

『茜ちゃんの言う通り、ほとんど私目当ての子が多くてね...だから監督は全て断ってたのよ...「それじゃあ、他の選手がかわいそうだ」ってね...』

水鳥「じゃあ、マネージャーがいない時、誰がドリンクやタオルを...?」

私は頷きながら詳しく話すと三人は納得した表情を浮かべると水鳥ちゃんがマネージャーがいない時は誰がドリンクやタオルをやっていたのかと問いかけられ、私は静かにため息をついた後に口を開いた

『ハァ)私がマネージャーの代わりをやってたわ。でもマネージャーは最低でも一人か二人くらい欲しかったわ...せめて私目当てじゃなければね...』

葵ちゃん達と楽しく談笑していた時、サッカー部の女嫌いの一人がこっちを見ていた事に全く気づかなかった...

雪村「...まさか、あいつ...」

Aside 終了

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2017年4月15日 9時

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