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「紫乃さんっ! いつも絵、見てます!すっごい綺麗で大好きです! これからも頑張ってください!」
貴「ありがとうございます、頑張ります」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
キャー、と甲高い声を上げながら去っていく女の子に、使い捨ての笑顔を貼りつつ手を振って、椅子に腰を下ろす。
たま「いやあ… 紫乃ちゃんは女性ファンキラーだね、まじイケメン」
貴「可愛くないのがコンプレックスなので嬉しくないです」
たま「ごめんごめんw それにしても女性ファンの紫乃ちゃんと話した後の反応と言えば…」
そろそろお昼になる頃、私達の前の行列はまだまだ長いが、お昼休憩を取ることにした。
隣のROCも一緒に休憩を取ることにしたらしい。
貴「たまさん、何がいいですか? 私買ってきます」
たま「いいの? じゃあお言葉に甘えよっかなー! えっとねー、おにぎり買ってきて、何味でもいいよ!あと、焼きそば半分こしよー!」
貴「わかりました」
今回の夏コミは、合同誌の事をほとんどたまさんにやってもらったから、たまさんのがもっと疲れている筈だ。
少しでも多く休んでもらうために、ご飯を買ってきてあげる事にした。
くら「S!Nさん! 俺となっちろとKKはん焼きそば! いぶゆりんフランクフルト!」
S!N「はああ!? 俺に買ってこいと!?」
S!Nさんはお使いを頼まれて切れている。
この際は一緒に行こうと言ってしまおうか…
貴「慎さん、私も行くので一緒にいきましょう」
精一杯背伸びをして、慎さんの耳元でそう言った。
S!N「お前っ… ばれたらどうすんだよ」
少し怒った表情の慎さん。
貴「その時は、慎さんがどうにかしてくれます」
S!N「はぁ… わかったよ、ほら、行くぞ」
いつもより少し乱暴に私の手首を掴んだのは、きっとばれないための気遣いだと思う。
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夏コミ楽しかった(余韻が抜けない)
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冬春(プロフ) - ふりゅうさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです◎良かったら他の小説もよろしくお願いします〜! (2016年3月19日 0時) (レス) id: 3016ce23e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふりゅう - はじめまして!すごく素敵なお話で夢中で読んでいました!素晴らしかったです、ありがとうございました(^-^)/ (2016年3月10日 1時) (レス) id: 6c69c7ad07 (このIDを非表示/違反報告)
冬春(プロフ) - あずあさん» ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) 良かったら次の作品もよろしくお願いします! (2015年9月14日 21時) (レス) id: db576ec078 (このIDを非表示/違反報告)
あずあ - 面白かったです!!しんさんかっこよすぎて赤面しながら読んでました。完結おめでとうございます!! (2015年9月9日 17時) (レス) id: 532f2e6dc6 (このIDを非表示/違反報告)
冬春(プロフ) - Seireiさん» わぁいコメント記念すべき1人目! ありがとうございます! そう言う感想頂けるのは本当に嬉しくてこっちが泣いちゃいますよ!! ありがとうございましたー! (2015年9月2日 21時) (レス) id: db576ec078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬春 | 作成日時:2015年8月24日 18時