GTO 〜君と同じ〜 Part1

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現在、体育中


ただ……


神谷「佳永子、マネージャー根性見せろ!!」


佳永子「もう無理です、先生…」


神谷はうるさいし、


神谷「橋本ラン！沼尻ラン！」


終わった奴は終わった奴で上等だのなんなの言ってるし…


隣の副委員長は音楽聴いてるし…


宇佐美くんは何処か居なくなるし…


……え、ヤバくね？


A「…探して来よ、」


校門を出て私は宇佐美くんを探しに行った


神谷「あ、ちょ…蒼井!!」


…神谷の言葉を無視して←


少し走ったとこに宇佐美くんを見つけた


A「…宇佐美くん、何してんの？」


宇佐美「あ、蒼井さん。イルカの耳骨を探しているんだ」


…朝の事件の、笑


A「そっか、」


近くの階段に座る


A「じゃあ待ってるね、探し終えるまで」


宇佐美「…蒼井さんって、何でいつも音楽聴いてるの？」


A「…え？」


うーん、何でだろう…


A「音楽が…音楽だけが、私の唯一の救いだから…かな？笑」


宇佐美「深ぇ〜」


A「そんな事無いよ、笑」


…いつもそうだった、


親の帰りが遅くなると音楽で気を紛らわす、


…それががいつの間にか日課になっていた


本と一緒で何も文句を言わないから、


…それが一番の理由なのかな


A「あ…耳骨ってこれ？」


宇佐美「そう、それ!!」


A「ふふっ笑。はい、」


宇佐美「ありがとう」


暫くしたら鬼塚が来た


鬼塚「まだ授業中だぞ」


宇佐美「イルカの耳骨はお守りにもなるんだ、願いが叶う」


鬼塚「何をお願いするんだ？」


宇佐美「弟が来年受験なんだ」


鬼塚「お前良い奴だな」


とか言って2人で探し始めた


……子供かっての


鬼塚「…これは？」


宇佐美「違うよ」


鬼塚「チッ…何が正解か分からねぇよ」


宇佐美「耳骨っていうのはこれ、もっと白くてきれいなやつだよ」


バカにもわかるように一生懸命説明してる、宇佐美くん←


A「…行くか、」


…そろそろ神谷が探し始める頃だし

24.→←22.

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