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番外編 ルーチェの発作4 ページ49
｢…っ…はぁっ…｣
聞こえたのは、弱々しい声
腕の中で、苦しそうに もがくルーチェ
その息は、はくはくと 上手く息を吸えないのか
途切れ途切れだった
ライはそっとルーチェの手を取り、
｢大丈夫、大丈夫だよ…｣と優しく
彼女を包み込むように 髪を撫でた
｢…ルーチェは、俺の事を救ってくれた…
どんな理由があろうと…ルーチェは
俺が、支える｣
ライは そう、コルトに言った
コルトは｢そうだね、君はそんな奴だ｣
という顔をして
｢君ならやっぱり、そう言うと思ったよ…
ルーチェちゃんは 君に任せたよ
…僕は、君の為に出来るだけ
データを集めてみる。
レイさんに、バレないようにしてみせるから｣
と、少しして
ゆったりとした笑顔を見せた
ライはこくり、と頷いたのであった
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作者名：なるちゃん | 作成日時：2016年9月28日 21時
