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第3話 しあわせ ページ4

レイ「ルーチェ」

ルーチェ「レイお兄ちゃん!」

ふわり、と甘い香りがした。どうやらルーチェはコロンを付けていたようだ。

ルーチェ「レイお兄ちゃん、この香り、好き?」

無邪気に手を広げ、「抱っこ」の合図をするルーチェ。
コロンの香りはルーチェに似合っているブレンドだった。

レイ「ああ。この甘い香りは…林檎か?」

ルーチェ「うん、あのね、ギルがおしゃれをしたらどうだって。」

そう話すルーチェを抱き上げ、レイは微笑んだ

レイ「そうか。ギルが…そんな事を、ふふっ。」

ルーチェ「なぁに、お兄ちゃんっ、笑ったらダメよ?」

レイ「ルーチェは可愛いからな。ギルが気にかけるのもわかる。」

ルーチェの通りの良い髪を梳きながら、レイは愛おしそうに見つめた

ルーチェ「へー…嬉しいなぁ、でもお兄ちゃんから言われたらもっと好きっ」

そんな素直な言葉を聞いて。
レイは 真っ赤に熟れたトマトのようだったとか(ルーチェ談)

第4話 ギルとラウ(番外編)→←第2話 レイ・ザ・バレル



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作者名:なるちゃん | 作成日時:2016年9月28日 21時

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