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第27話 くるしい…(ルーチェside) ページ29
クラスでの授業は、ルーチェにとって
全てあやふやに聞こえていた。
変な汗、といえばいいのだろうか。
ルーチェはそろそろと 手をのばして
額に当てた。
ルーチェ「…はぁ、はあ…くっ…」
もう無理だ、と身体は警告を出している
どくどくと、心臓が強く早鐘を打つ。
コルト「ルーチェちゃん、無理しない方が」
ルーチェ「…っ、大丈夫、だもん…
ルーチェ…は…」
目の前の景色でさえ、霞んで見える。
銃を持つ手さえ がくがくとして…
ルーチェ「…くるし…っ…はっ…ぅ」
コルト「ルーチェちゃん!?」
クラスメイト「ルーチェちゃん!?」
ざわり、とクラスが どよめいた時。
風が吹いた。
???「ルーチェ… 俺の護衛対象が。
…お前、コルト・トルナードか。
俺がルーチェを運ぶ。
後は任せたぞ」
コルト「あ…っ、…うん、お願いします…
(僕の名を、知ってる?)」
???「……」
一瞬のことであった。
第28話 光の天使の抱えるものと少しの戸惑い→←第26話 忠誠の彼女と光の翳り(ちゅうせいのかのじょとひかりのかげり)
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作者名:なるちゃん | 作成日時:2016年9月28日 21時