ジェラート邸、裏庭にて�� ページ25
「ああ。ギアッチョは強い。あいつは直情的だが──だからこそ自分の信念に嘘がない」
口許が緩やかにあがり、微かな笑みが浮かぶ。
つられるようにドルチェも優しく笑った。
ドルチェが柔らかな表情をすると、いっそうまるで女みたいだ、と思う。
「っつ……ぅ」
そのドルチェの柳眉が苦しげにひそめられる。
抑えた左腕は小さく震えている。
「大丈夫か？」
「すみません……大丈夫…です」
血色を失った唇で、ドルチェは尋ねる。
「僕のことより……ソルベは？ ソルベはどこにいるんですか。電話機で連絡はとれるようですけど──あの短時間でいつの間に移動を？」
ああ、そういえば説明がまだだったかな。
◇
〈スタンド〉の超常現象には驚かされてばかりだけど、Aには今が一番の衝撃だった。
「こ、これは？！ ねえ、メローネ、こんな姿になって……ソルベは大丈夫なんですよね？」
「ああ。人間や物質をバラバラに刻んで違う形に組み立て直す──〈ベイビィ・フェイス〉の能力だ。こっちの方が持ち運びに便利だろ」
ソルベは──携帯電話機の姿にされていた。
「聞こえるか？ ソルベ」
『……ああ…メローネか……聞こえて…いる』
携帯電話機なら足を負傷したソルベを容易に移動させることも、会話することも可能というわけか。
『……なあ、メローネ…おまえの横にいる、ソイツは誰だ？ なぜオレを知っている…？』
「不思議なことを言うね？ ドルチェだ、おまえの仲間なんだろ」
まずい！ そう感じてAは取り上げるように携帯電話機を耳に当てた。
「ソルベ……ぼくだ、ドルチェだ。訳あって変装してる」
返事はなかった。
声が違うのだから疑って当然だ、納得はできないだろう。
本物の
『…………わかった、信じよう』
「ありがとう、詳しくは後で話すよ。それよりジェラートは一緒じゃなかったのか？ ずっと姿がない。いったい二人に何が起こったのか、説明して……！」
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ニムエ(プロフ) - 一番初めから一気読みさせていただきましたぁ!主人公メチャクチャ応援したくなります!ソルジェラもかっこよくて最高でした! (2021年5月5日 20時) (
レス) id: 5b9077ec1a (このIDを非表示/違反報告)
53(プロフ) - アホ毛50%さん» わっわっわっ！！！ わーvV そんな風に言っていただけて発狂モノで喜んでます(やったー！) ありがとうございます。お互いジョジョライフを是非ぜひ楽しみましょう♪(手をぐりぐり引っ張りたい*笑) (2019年2月2日 21時) (レス) id: 48147682c8 (このIDを非表示/違反報告)
アホ毛50%(プロフ) - ジョジョハマりたてで二次創作躊躇してたんですが気が狂うほど面白くて喜んで手を出そうと思います！ありがとうございます！ (2019年2月2日 18時) (レス) id: 6206c06dc9 (このIDを非表示/違反報告)
53(プロフ) - 詩音さん» 兄貴っっ素敵ですよね！ それぞれに推しなソルジェラ像があるかと思いますので気に入っていただけるかドキドキですが……これからもどうか読んでやってください*＊ (2019年1月18日 20時) (レス) id: d514848c03 (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - んん…兄貴かっこええ…ソルジェラがいっぱい出てくるのめっちゃ嬉しいです！応援してます！ (2019年1月17日 23時) (レス) id: 4d48f161fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：53 | 作成日時：2019年1月4日 16時
