第7話 ページ7
A「総悟!」
総悟「へい、総悟でさァ」
そうやってニシシッと笑いかけてくる総悟に胸が高なって、これ以上見ていたら駄目だと、視線をそらした。
総悟「何でここにいるんですかィ?」
A「桂さんが連れてきてくれたヨ」
朝の説明をすると、少しムスッとする総悟に、結局どうするんですかィ?と質問されて、答えられずにいると、今度は微笑むように笑って。
総悟「俺が、奢ってあげやすぜ
昨日のこともありやすし…
不服ですけどねィ」
そう言いつつも頬は緩んでいて、言っていることと行動が一致していない。とりあえず、総悟オススメの狐うどんを頼んでみた。
3分ぐらい経つと、すぐにはいよ!と出された狐うどんに思わず笑みがこぼれた。
A「とっても美味しそうネ!」
総悟「めっちゃ、美味しいですぜ」
一口食べてみたが、すっごい美味しくてパクパクと食べ進めていると、総悟はそれを横から微笑みながら見てるのに気づいて、自分の食べるヨロシ!と近くにあった箸を総悟に押し付けた。不満そうにえぇーという声を漏らしていたが、食べ始めると満更でもなさそうだった。
A「美味しかったネ!
ありがとヨ、総悟」
総悟「どう致しまして、
これから暇ですかィ?」
A「そうアルナ、暇ヨ」
総悟「じゃあ、
ちぃと俺に付き合って下せェ」
そう言うが早いか私の手を握りしめると、行きたいところがあるんでさァ、アンタと2人で、そう言いながら歩き出した。
総悟「さっきの狐うどんのお礼に
付き合ってくだせぇよ」
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作者名:マロン | 作成日時:2018年11月5日 18時