叫び声の正体は… ページ8
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「Aは先に俺たちが誘ったんだが？」
トレイがにっこりと笑いながら言う。先輩全く目が笑ってません、黒いオーラが見えます。
「先輩達はA先輩とずっと一緒に居るのですからここは後輩に譲ってくれませんか？」
「ジャミルの言う通りだ！ 俺たちは学年も違うから滅多に会えないんだ！ 今日ぐらい良いだろ〜。な、A！」
必殺「後輩だから譲れやコラ」発動！
さすが手段は選ばぬスカラビア。ここぞとばかりに後輩という特権を使い、反撃する。みんなの太陽カリムくんもさり気なくAに抱きつき、ハーツラビュルを見るとにぃと笑った。
忘れてはならぬ。彼もまた悪役ということを。
ハーツラビュル寮は戦慄した。だがここで折れぬ訳にはいかない、と2年生リドル(ベイビー)寮長が攻撃を仕掛ける。
「後輩、とゆう理由なら僕だってAにとっては後輩だし同じ寮だからといってずっと一緒には居ないさ。それに滅多に会えないと言うが毎日Aを宴に連れ出しているだろう？」
「昨日も宴に連れ出してたよねー。」
「後輩なら僕も居るし三回以上は会っているのだから滅多に会えないというのは違うだろう。それだけが理由なら先に約束した僕たちの方が優先されるよ。」
うっ、とカリムが言葉を詰まらせる。宴大好きなカリムはほぼ毎日宴を開き、Aも週三回は連れ出しているからだ。事実であった。
ふふん、とリドルが勝ちを確信し笑う。
カリムとジャミルもこれ以上譲ってもらうための言葉が見つからず、落胆する。
今日は仕方ないか、と諦めた時
「じゃあ前半はハーツラビュルと。後半はカリム達と。これでどうだ？」
な、と爛々輝く太陽に負けないほど輝く笑顔でAが言った。後ろに後光が射している。まさしく菩薩か聖母である。なむなむ。
「…Aがそう言うなら構わないよ。」
「俺も！ それなら良いぜ！ な、ジャミル！」
「ああ。」
「じゃ、決まりな。後でね、カリムとジャミルママ〜。」
「誰がジャミルママですか。」
ぱん、と手を叩いてスカラビアVSハーツラビュルの争いを終結させた。さすが出来る先輩。一生ついて行きたい。
スカラビアに手を振り、ハーツラビュルと向こうに行こうとした時に、
「危ない！」
誰かの叫び声がした。
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まま - 入学して4ヶ月は冬では…？確か入学式は9月だった気が(思い違いかも) (2021年8月12日 17時) (
レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
ふわの(プロフ) - こころさん» 感想ありがとうございます(´∇｀) これからシリアスになるかも？ 更新頑張ります(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2020年7月12日 15時) (レス) id: 8f3516e569 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - なんかなんか最後絶対闇あるよ！！続き楽しみにしてます 更新頑張ってください (2020年7月9日 1時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
ふわの(プロフ) - 翼さん» 返信遅れてしまい申し訳ございません！ アイデンティティと言っておけば大抵許されます( ･`ω･´)ｷﾘｯ (2020年6月27日 21時) (レス) id: 8f3516e569 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - ア☆イ☆デ☆ン☆ティ☆ティ(違う) (2020年6月25日 0時) (レス) id: 0188979229 (このIDを非表示/違反報告)
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