疫病神体質の糸師家長女は死にたい

困った ページ28

やらかした。弟の顔を見ていると兄をどうしても思い出してしまってしまう

弟の顔が兄に似ているからという理由で逃げたらダメなのになんで自分はそれだけでにげてしまうんだろう

あとはアレを見られた。兄の名前を見ただけで発狂しかけてしまうところを

取り乱したところを弟に見られるなんて格好悪いし、暫くはまとまに顔を合わせられない

「だめだな……自分は……」

死にたい以外の願いを持たない自分にとってここは死ぬまでの暇つぶしであり、弟の活躍を密かに見ている場所だ
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in モニタールーム

「やはり、兄に対しては相当なトラウマを持っているようだな。弟の顔を見てもパニックになるみたいだな
困ったものだよ。普段は無表情で何を考えているのか全くわからないし、隙を見せないんだから」

「あの年の割には大人びいているし、しっかりしてる子ですけど……自分の弱みはあまり、プライベートとかは話そうとしませんね…」

「一部の選手とは交流してるみたいだけど何かと距離を置こうとしているみたいだね。多分、不運体質のせいだろうけど」

「アレは確かに、不運としかいいようがありませんもんね」

「困ったものだよ。本当にどうしようかな」

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