体育祭 ページ21
私は前を向き
スッ
右手を後ろに差し出し
斎藤「A!!」
貴女「っ!!」
はじめの声と共に走り出す
走り出した瞬間に手に重みがかかる
私はただただ走った
そして、トップ争いをする
相手は陸上部
流石、足が早い
けど皆の思いが詰まった、繋いできた思いを
一番最初にあのゴールテープを切って…!
「A!来い!!」
たくさんの歓声の中から聞こえた一声
声の主は
貴女「っ……」
ゴールテープの奥で両手を広げ待っている
あぁ。やっぱり貴方は忘れられない
これ程にも愛しいと思ってしまう
今そこに行くよ
そしたら貴方は何て声をかけてくれる?
貴女「はじめー!!」
パンパンパンッ!!
私はジャンプしてはじめに抱き着いた
そして私達は数回クルクルと回った
「剣道部1着ー!!
そして今目の前で素晴らしい光景がぁー!」
斎藤「良くやった」
そう言うとはじめは私の頭をガシガシと撫でた
私は何も言わず微笑んだ
斎藤「…すまなかった
この間の事だが。実はこれを」
ポケットから出てきたのは
貴女「!!」
斎藤「は……
ハッピーバースデー」
貴女「これを買う為に前は…?」
斎藤「あぁ」
----------
体育祭の結果は私のクラスがダントツの1位
皆は喜びの声をあげた
よかった。頑張ったかいがあった
あっそうだった
貴女「それじゃあね!」
「ヒューお熱いねー」
「楽しんできてね!」
貴女「ごめん。待った?」
斎藤「いや。大丈夫だ
帰ろうか」
差し出された手
その手に自分の手を合わせる
この間、知らない女の人と雑貨屋に行っていたのは私の誕生日プレゼントを買いに行っていた為らしい
自分だと分からないから手伝ってもらっていた
貴女「なるほどねー
よかったぁ。心配したんだからね?」
斎藤「すまなかった。ただ驚かそうと思ったのだが」
貴女「クスクス
そんな事言われると怒るも怒れないじゃん」
斎藤「??」
案の定ポカンとするはじめ
ちょっと鈍感な所
なのに変なことで意地を貼る所
照れ屋な所
真剣な所
そんな全部が私は大好き
貴女「はじめ」
斎藤「なんd…(チュッ」
何日ぶりのキスだろうか
貴女「…もう心配させないでよ。いいね?」
斎藤「あぁ」
10人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - ?? (2015年9月1日 21時) (レス) id: 910475f59d (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» どうなるでしょうか笑? (2015年9月1日 21時) (レス) id: a787618f2b (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - え?どうなるの?気になります。 (2015年9月1日 18時) (レス) id: 1691f9618d (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - はい。 (2015年8月30日 11時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» そうですよね!! (2015年8月30日 11時) (レス) id: a787618f2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:暁月 | 作成日時:2015年8月16日 12時