検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:105,046 hit

story335 ウェディングイブ31 ページ45

Aside

「いいのか?伴場!本当に...」←小五郎の声

「え?」

「この店から出ちまってもいいのか?」って聞いてんだ!!」←小五郎の声

「しゃーねぇだろ?こーなったら、警察で無実なのを分かって貰うしか...」

「そうか...だったらお前は犯人じゃねぇよ!!」←小五郎の声

新一君は伴場さんに本当に店から出てもいいのかと問いかけると伴場さんは警察で無実なのを分かって貰うしかないと答えた時、新一君は伴場さんは犯人ではないとハッキリ言った為、ウェイターは驚きを隠せない表情になっていた
フフッ...その調子よ...新一君...
後は伴場さんが無実である事を証明すればいい話だ

「Aが言いたかったのはこの事だったんだな...」

『えぇ...そうですよ』

諸伏さんがそう言って静かに口角を上げ、私は物静かな声で頷きながらそう言うと萩原さん達は既に知っている為、ようやく待っていたと言わんばかりの表情になる一方、蘭ちゃんはその発言に驚きを隠せない表情になる

「おいおい、毛利君。いくら彼が任意同行に従ったと言っても犯人じゃないと言う事にはならないんじゃないのかね?取り調べを受けても自白しなければ捕まる訳がないと高を括っているかも知れんし...」

「では思い出して下さい。初音さんの車が炎上した時の状況を...」←小五郎の声

目暮警部はそう言って伴場さんの事をジト目で見ているのが、新一君は目暮警部に加門さんの車が炎上した時の状況を思い出す様にと言っていた為、ウェイターは無言のまま話を聞いている
その推理は私の思っていたのと同じだからね

「この店から駐車場に出る扉は雨が降っていた為に鍵をかけられていてトイレの窓からの出入りも、その窓の下の大きな水溜まりの周りに犯人の足跡がなかった事からあり得ない...となると店の正面の扉から出るしかないが、この結婚パーティーの主役である彼が店から出て行ったのなら誰かが見て覚えているはずですよね?」←小五郎の声

「フッ...誰も見ていないのではなく気づかなかったと僕なら推理しますけどね」

「ど、どう言う事かね?」

新一君の推理にウェイターは誰も見ていないのではなく気づかなかったと自分は推理すると言った為、目暮警部はどう言う事なのかと問いかけ、諸伏さん達は無言のままウェイターの方を見つめる
.........彼が何の目的があってこのレストランへ来たのかは知らないけど、きっと組織関係である事は間違いないわ
普通なら諸伏さんみたいに変装しながら生活する事が多いしね

story336 ウェディングイブ32→←story334 ウェディングイブ30



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (191 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
444人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年7月20日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。