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story315 ウェディングイブ11 ページ25

Aside

あのウェイター...何かあるのは間違いなさそうね
諸伏さんも気になっているのかジーっと見つめてるし

「お、おい。伴場...」

「やっぱ伴場君、飲み過ぎよ!」

「あっ、手から血が...」

「このくらい、へーきへーき(笑」

伴場さんの近くにいた男性はやり過ぎだと言わんばかりの表情でそう言っており、一人目の女性が飲み過ぎだと注意し、二人目の女性は伴場さんの手から血が出ている為、心配そうにそう言ったが伴場さんは平気だと言って笑っている
......あのウェイターと同級生達に対する態度が明らかに違うわね

「平気って...おい!手当てしないと...」

「伴場君、話聞いてる?」

「俺が今、話あんのは初音だけだよ...(ボソッ」

別の男性は心配そうに見つめながら手当をするべきだと言っているが伴場さんは無視しており、別の女性は伴場さんと男性のやり取りを見ていたのか話を聞く様にと注意するも伴場さんは小声で話があるのは加門さんだけだと言いつつ携帯をピッピッといじった後、電話をかけている
どうやら相手は新婦である加門さんみたいだ

「おう、初音か。今、何処だ?......は?【さよなら】?何言ってんだ、初音?おい初音!初音。今、何処にいるんだ!?」

伴場さんが加門さんと電話していた時、爆発音が響く
何事かと思って見てみると車が炎上していた
ちょ、ちょっと!何で車が!?

「お、おい...まさか!?(ボソッ」

『その、まさかだと思うわ...(ボソッ』

諸伏さんがまさかだと言っていた為、私は目を細めながらそのまさかだと言っていた時、店内にいた人達は車が爆発した事によって騒ぎ始めてしまい、その様子を見ていた伴場さんは顔を青ざめていた
まさか...あの爆発した車って...!?

「ま、まさか...あの車、初音の...」

「蘭!消防と救急と警察に連絡だ!」

「うん!」

伴場さんが爆発した車が加門さんのだと言っていた為、蘭ちゃん達は驚いていたものの小五郎さんは驚いている蘭ちゃんに消防車と救急車と警察に連絡する様にと伝えた後、加門さんの車と向かい、ちなみに新一君もついていった様子だ
蘭ちゃんは小五郎さんの指示に従い、すぐに連絡し始めた

『諸伏さん、ここはお願いします』

「あぁ、分かった」

私も何があったのか確かめるべく諸伏さんにあのウェイターの監視をお願いすれば、諸伏さんは静かに頷く
その後、小五郎さん達の後を追いかける
もし加門さんが爆発に巻き込まれていたら怪我をしている可能性もあるしね

Aside 終了

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年7月20日 17時

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