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story241 ページ47

Aside

『!?明美さん、その女の人と二人の男の子と怪我をしてくる男の子の名前も知りたいんだけど、分かるかしら?』

私は一瞬だけ驚いてしまったが、何とか冷静さを取り戻す
一応、女の人の名前は分かっていたが、あえて女の人と年上の二人の男の子と怪我をしてくる男の子の名前が知りたいと思った私は明美さんに聞く

「そうねぇ...その女の人の名前は分からないけど、お父さんが【お義姉さん】って言ってたのは覚えてるわ。たぶん、私達の【伯母】に当たる人じゃないかしら?」

やっぱり...私の思った通り、親しい女の人の正体はメアリー伯母様で間違いないわね
お母さんとエレーナ叔母様の実姉だから私、明美さん、哀の伯母に当たる人だ

「それと一人目の男の子はその女の人と同じ目付きをしていて年齢は13歳くらい。二人目の男の子はその女の人や一人目の男の子と全く似ていなくて年齢は9歳くらいだと思うわ。あっ、でも...その女の人が二人の男の子の事を【秀一】【秀吉】と呼んでたわね。あと怪我をした男の子の事なんだけど...お母さんやレジーナ伯母様、その女の人と凄く仲良さげに話してたわ。何でもその子の髪の色がお父さんや私みたいな黒髪じゃなくて金髪でその子の肌が色黒で目がタレ目だったのは印象に残ってるわ。その子の名前は確か...【零】って言ってたわね。 年は10歳くらいだと思ったけど...それよりその秀一って子、何だか大君に似てたのよね...私の気の所為かしら?」

『会ったのはいつ頃になるの?』

「確か...19年前くらいだと思うわ」

一人目の男の子こと【秀一】が13歳で二人目の男の子こと【秀吉】は9歳、そして怪我をしてくる男の子こと【零】は10歳なら、今はもういい年になっているはずだわ
それに...秀一と秀吉はメアリー伯母様の息子であり、私達の従兄に当たる
まあ、調べれば色々と何か手がかりが掴める事は間違いないわね
19年前で13歳だと32歳、9歳だと28歳、10歳だと29歳になっているはずだ

『明美さん、詳しく話してくれてありがとう。後は私が自分で調べるわ。組織が壊滅したら一緒に何処かに出かけましょう?』

「いいわね!志保を連れて出かけるなんて久しぶりだわ!それよりAちゃん、志保の事をよろしくね」

『えぇ、分かったわ』

明美さんにお礼を言った後、組織が壊滅したら一緒に出かけないかと提案すれば明美さんは嬉しそうに賛成した後、志保の事をお願いしてきたので私は頷きながら電話を切る
...久しぶりに長電話しちゃったわね

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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