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story235 ページ41

Aside

『お帰りなさい、ヒロキ。お父さんもお母さんも自由人過ぎて驚いたでしょ?』

「まあ、父さんも母さんも自由すぎる所はあるかも知れないけど、そこがいいと思うな」

私はお父さん達の事を思い浮かべながら自由人過ぎて驚いたかと言えば、ヒロキはドアを開けた後、助手席に座ってシートベルトを着用しながらお父さん達は自由過ぎる所はあるが、そこがいい所だと言っていた
相変わらずヒロキは優しいわね...
ヒロキの本当の両親は既に亡くなっている.....と言っても亡くなってるのは本当の母親の方だ
本当の父親は別れたきり、しばらく会っていない為、何処にいるのか分からないらしい
でも...例え本当の父親が見つかったとしてもヒロキは私の弟に変わりはないわ

『あっ、そうだ!ヒロキ、サングラスを渡しておくわ。顔を見られない様にする為にね』

もう一つのサングラスをヒロキに渡すとヒロキはサングラスを受け取った後、キチンとかけている
あら...なかなか似合ってるじゃない...!
その後、私はヒロキを乗せたまま空港を後にした

「それより姉さん、日本で怪盗シグナスとして活動してるって父さんと母さんから聞いたんだけど...」

『お父さん達から聞いたのね。そう...40年前の怪盗シグナスは私のおばあちゃんで今の怪盗シグナスは私なの』

車を運転している時、ヒロキから日本で怪盗シグナスとして活動してる事をお父さん達から聞いたと言ってきた
......お父さん達、私が怪盗シグナスとして活動している事をヒロキに話しちゃったのね(苦笑
この際だから正直に言ってしまおうと決めた私は40年前の怪盗シグナスはおばあちゃんで今の怪盗シグナスは私だと伝える
それに...ヒロキは人の秘密を他人に言わない子だから安心できるわ

「そっか...姉さんのサポートは母さんがやってるって聞いたんだけど...本当?」

『それは本当よ。お母さんは先代怪盗シグナスだったおばあちゃんを支える事ができなかったと後悔して、二代目である私を支えたいって言ってたのがきっかけよ』

ヒロキから怪盗シグナスのサポートをしているのがお母さんだと聞いたと言ってきた為、私は運転しながらお母さんの事を思い浮かべ、先代怪盗シグナスだったおばあちゃんを支える事ができなかったと後悔して二代目である私を支えたいって言ってたのがきっかけだと伝える
おばあちゃんは私と違って共犯者がおらず、たった一人で色々と対策を取り、厳重な警備体制の建物にもあっさりと侵入していたほどだからね

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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