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Aside
「姉さん、母さんから伝言があるんだけど「自分はFBIの仕事に専念したいから僕が母さんの代わりに姉さんを支えてあげて」って言われたんだ。今度、僕が怪盗シグナスのサポートをするよ」
その時、ヒロキが怪盗シグナスのサポートをお母さんの代わりにすると言ってきた
お母さんの代わりにヒロキがサポートするって...?
一体全体どう言う事なのかしら...?
夜になったら、お母さんに電話してみましょ
『そう...分かったわ。お母さんの代わりにヒロキが支えてくれるのなら心強いわ。これからよろしくね』
私は物静かな声でこれからよろしくと伝えるとヒロキは無言のまま頷く
その後、車はマンションに到着し、専用の駐車場に車を置いて鍵をかける
ヒロキの荷物を持ちながらエレベーターを待っているとエレベーターの到着音が聞こえ、私達は乗り込んだ後に60階のボタンを押す
「それより姉さん、探している物って見つかったの?」
『全く見つからないのよ...これじゃ、ご先祖様に顔を合わせられないわ』
エレベーター内でしばらく黙っているとヒロキに目当ての宝石は見つかったのかと声をかけられ、私は物静かな声で全く見つからない事とご先祖様に顔を合わせられないと言った
エッグは多分、横須賀にある水城邸の中にある事は間違いないから休みの日に行ってみようかしら?
その時、エレベーターの到着音が聞こえたので60階に到着したのだと分かった
エレベーターから降りた後に住む場所へ向かい、着いた後は鍵を使ってドアを開ける
ヒロキを先に部屋に入れた後、誰もいないか周りを見渡す
よし...誰もいないわね
何でこんなに用心深いのかって?ヒロキは2年前にテレビや新聞で取り上げられた有名人だから、後をつけられる可能性が非常に高いし、警戒する必要があるからだ
一通り確認してから、ドアを閉めた後に鍵をかけた
「ここが姉さんの家か...」
『えぇ、私はここに住んでるわ。ここに住んでる事を知ってる人は成実さんだけよ。私の友達は誰一人ここに住んでる事を知らないの。知らない方がかえっていいかも知れないわね』
ヒロキが辺りを見渡しながらそう言ってきた為、私はここに住んでいる事を知っているのは成実さんだけで今の友達はここに住んでいる事を知らないが知らない方がかえっていいかも知れないと言った後、荷物を持ちながら部屋にヒロキの荷物を置く
「姉さん、成実さんって?」
『実はね...』
ヒロキの言葉に私は成実さんの事について今までの事を全て話す
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時