羞恥か熱か 技 ページ31
それで、なぜこうなったのか。
今小生はシャワーを浴びているのだが。
事の発端はホラー映画が苦手な彼女が、見終わった後に疑心暗鬼に陥るよくあるパターンにはまってしまっただけなのだが。なぜそれで風呂に一緒に入ることになったのか。
曇りガラス越しに、彼女の声が聞こえる。
「幻太郎、もうお風呂沸いてます?」
「えっ、あ、あぁはい。ちょうどいい湯加減ですよ。」
「そうですか、よかった。」
マズい。今更ながら緊張してきた。
付き合ってから風呂など一緒に入るどころか、まともに肌を見たことがない。
バクバク跳ねる心臓を全力で抑えようとするが、より一層顔が熱くなるだけだった。
そんな小生に追い打ちをかけるように、声が飛んできた。
「幻太郎、入りますよ?」
「えっ、ちょっと、待って...!」
ガラリ。戸が開く。
その瞬間、目の前の景色がグニャリと歪んだ。
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桜月花(プロフ) - 紺さん» たくさん送ってくださって本当にありがたいです!そこまで言っていただけると私もとても励みになります!ご愛読ありがとうございました! (2019年5月9日 22時) (レス) id: 8714acda80 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 沢山送ってすみません!凄く素敵な作品でした!もちろん右のお星様押させて頂きました! (2019年5月3日 3時) (レス) id: de02aba2c8 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 幻太郎…惚れたわ結婚しよう() (2019年5月3日 3時) (レス) id: de02aba2c8 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 間違えて二個送ってますた。← (2019年5月3日 3時) (レス) id: de02aba2c8 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 家でげんたろ〜とか、だいす〜とか叫んでたら親に怒られました。全く、どうしてくれるんですか←すみません、悪いのは私です。 (2019年5月3日 3時) (レス) id: de02aba2c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜月花 | 作成日時:2019年2月8日 16時