ダイエットサプリ5 ページ5
潤サイド
ふーっ、やっと終わった。
溜まってたジャーナル読んで来月に控えてる学会の予習をして、気がついたらもう1時半。
早く寝ないと！明日も普通に出勤だし。
寝る前にトイレ行っとこと思い廊下に出る。
あれ？一階の電気点いてる。消し忘れたのかな？
階段の下から漏れてくる光。
あ、そうか外科組が研修終わって帰ってきたのかな？でもこんな遅くならないはずだけど。
とりあえず階段を下りて一階まで行く。
消そうかなと思ったときにリビングにも小さい明かりが見えたのでドアノブをまわした。
ん？Aじゃん。
やっぱり食べ過ぎて具合悪くなっちゃったのかな。
「A？どしたこんな時間に。お腹痛くなってきちゃった？」
ソファにゴロンと転がってる。
寝てるわけじゃなさそうだけど...
そばまで寄ってみる。
「A、どうしたの？こんなところで寝たら風邪引くよ、ほら部屋行こう。」
背中トントンしてみてもあんまり反応ない。
寝ちゃってるの？
しゃがんでもう一度強めに肩を揺すってみる。
「起きてー。どした？A?!どしたの！」
小さい声でウンウン唸ってるみたいで、びっくりした。
「A、A、どした？」
イマイチ反応が悪い...
でも熱もないし。
単なる消化不良ではなさそうなんだけど。
生理始まってお腹痛いとかかな？
A「ううぅぅ...うう。うぅぅ。んんん...」
とりあえず落ち着いてっと。
「ちょっと触るよA。」
手に触れて脈を確認してっと。熱はないね、脈も大丈夫、正常。
これで俺も落ち着いて状況把握できそうだな。
「どこか痛いところあるの？ちょっとこっち向けるかな？」
なんせ背中向けてるので顔の表情が見えない。
動く気配はなく、うんうんと唸ってるような苦痛に耐えてるような声が漏れてくる。
埒があかないと思い肩を掴んで仰向けにさせた。
もっと苦しそうな顔してるのかと思ったら、ただ声が漏れてるみたいな感じ？
ん？なんか変だな、なんとなく医者の直感が働いた。
「A、A、手握って。」
手を掴んで声をかけてみる。
あんまり反応しない。意識混濁？まさか、だってなんで、理由が思い当たらない。
何か勝手に薬飲んだとかかな・
1人よりも応援呼んだほうが良いと思い、もう一度呼吸と脈だけ確認して階段を駆け上る。
コンコンと翔兄の部屋を一番にノックしていた。
翔「んぅ？どうした潤？」
すぐにドアは開いたけどやっぱり寝てたよね、眠そうな顔の翔兄。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 925人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルパン
| 作成日時：2016年2月23日 20時
