少年少女宝島冒険記〜孤島に眠る宝島を求めて〜 二章【のび太の宝島】

過去編 ページ29

学校が休みの日、私が買い物に行こうとしていると向日葵が話しかけてきた。

お見舞いは、お出かけが終わったあとに行くつもりだった。

向日葵「瑠璃ー、なんか最近帰り遅くない？なになに？春でも来た？」

『え？春？そりゃあ、今は春だけど…』

そもそも人に春なんて来ないぞ？と思った私である。

向日葵「んもー！瑠璃ってこの手の話全然通じないよね！」

向日葵が頬を膨らましてプンスカ怒った。

『まぁ、小四まで感情押し殺してきたからね…人よりも感情が芽生えるのが遅かったから仕方ないよ』

向日葵「そうだった…。でも、瑠璃もそろそろ恋はした方がいいと思う！って、私が言いたいのはこれじゃなくて、最近帰りが遅いのがなんでか聞きたいの！」

向日葵は私に期待の眼差しを向けた。

『実はさ…私を助けてくれたクラスメイトが病気で入院しちゃって…この世に未練が残らないようにって約束したんだよ』

向日葵「そうなんだ…なんか、ごめんね」

向日葵は、申し訳なさそうに謝った。

『いいよいいよ。あ、そうだ。今から折り紙と自由帳を買いに行くんだけど一緒に行く？アンタにあいつのこと紹介したいし』

向日葵「いいの？行く行く！」

二人でせっせと準備をし、(と言っても私はほとんど終わっているけど)真帆さんに出かけると一声かけて買い物に行った。

ちなみに真帆さんとは、徳宮さんのことだ。園に入ってすぐに、「私のことは真帆って呼んでね」と言ってきた。

家族って感じがより深まって言って嬉しかった。



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すごい今更ですが、向日葵ちゃんの紹介します！(忘れてたなんて言えない)

夏野 向日葵(なつの ひまわり)

夢主ちゃんと同い年です！

元気で明るく、本当にひまわり感(？)溢れる女の子。
折り紙と夢主ちゃんが大好き。

容姿 黄色に近い茶髪で、三つ編みを一つにまとめて流している。(ア○雪のエ○サみたいな感じです)
ひまわりのヘアゴムをつけている。長めのアホ毛がある。
目の色は茶色いで、ぱっちりしている。

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