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過去編 ページ26

そして授業が終わり、私は舞斗と帰っていた。

『あ、そうだ舞斗。聞きたいことがあるんだけど』

舞斗「何?」

『最近女子たちがさ、私と舞斗が付き合ってるの?みたいなことを聞いてくるんだけど、どういう意味か分かる?』

私がそう聞くと、舞斗は顔を真っ赤にした。

舞斗「え、あ…その…(付き合ってるの意味知らないんだ…)付き合ってるって言うのは、カップルってことだよ」

『かっぷる…?』

舞斗「そう!恋愛って分かる?男女がお互いに恋愛感情で好きで、その好きな思いがお互いに伝わったら付き合えるんだ」

…?言いたいことは分かったが、上手く理解はできない。

『絵本で言う、シンデレラが王子様と結婚するような感じ?』

舞斗「そんな感じ!」

『へぇ〜』

私にはまだ難しかった。

『よく分からないけど、何となく分かったよ』

舞斗「それは良かった…うっ…」

たわいもない会話をしていると、突然舞斗が呻き声を上げた。

『舞斗?どうしたの?』

舞斗「いっ…た…」

頭を抑えて、とても苦しそうにしている。

『頭痛いの?大丈夫か?』

よく見ると、顔色もすごく悪くて、ただ事じゃないということはすぐ分かった。

『家、すぐそこでしょ?私の方に掴まって。家まで連れてくから』

私は妙に冷静だった。

程なくして舞斗の家に着いた。インターホンを押すと、舞斗のお母さんが出てきて、びっくりした顔で門を開けた。

舞斗母「舞斗!瑠璃ちゃんありがとう…!びっくりしたでしょう?舞斗は大丈夫だから、早く帰りなさい。暗くなっちゃう」

『舞斗…お大事に…』

舞斗は、私の方を向いて少し、微笑んだ気がした。

それにしても、風邪で頭ってあんなに痛くなるものなのかな。

私は舞斗のことが気になりすぎて、上の空だった。




=====

舞斗…どうなるんだ…!?←

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のん(プロフ) - こっちの更新は、ありますか??続きが気になります✨✨ (11月20日 18時) (レス) @page38 id: aeae2bc107 (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 瀬奈(サブから)さん» ありがとうございます!!!!!(クソデカボイス) (2022年1月29日 23時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈(サブから) - こっちも勿論読みましたよ☆ (2022年1月20日 0時) (レス) @page37 id: 66084d4a7e (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 羅天心@らてんしんさん» ラテちゃんっっっっ!!!ありがとうあなたは女神だよ…!← ラテちゃんも頑張ってね!待っててくれてありがとう! (2020年6月14日 23時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
羅天心@らてんしん(プロフ) - めっちゃ心配した…でも全然大丈夫。鮭のこと、いつでも待ってるよ(^^) (2020年6月14日 20時) (レス) id: 66b4fe94ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.) x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e1aaf84f31/  
作成日時:2020年2月1日 18時

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